最強のコミュ力#2】芸人・又吉直樹「伝わる」文章の極意

小説『火花』で芥川賞を受賞し、作家としても評価が高い芸人・又吉直樹氏。完成まで2年以上を費やした小説第2作『劇場』が掲載された2017年3月発売『新潮』は、文芸誌としては異例の5万部(通常1万部前後)が発行されている。「どうやったら読者に伝わるか、自分なりに工夫した」と語る又吉氏に、『劇場』で狙ったこと、芸人の先輩との関係を通して得たコミュニケーション術について聞いた。

 小説『火花』で芥川賞を受賞し、作家としても評価が高い芸人・又吉直樹氏。完成まで2年以上を費やした小説第2作『劇場』が掲載された2017年3月発売の『新潮』は、文芸誌としては異例の5万部(通常1万部前後)が発行されている。「どうやったら読者に伝わるか、自分なりに工夫した」と語る又吉氏に、『劇場』で狙ったこと、芸人の先輩との関係を通して得たコミュニケーション術について聞いた。

──『劇場』のテーマの一つは人間関係ですね。

 人付き合いは、僕がいちばん苦手な部分で。ただ、苦手なりにこうやってきたというのはある。

 よく、「最近の若い人は飲み会に参加しない。それで先輩や上司とのコミュニケーションがうまくいくのか」という声を聞く。でも僕が考えるに、この人と飲みに行っても何の意味もないなという先輩や上司ってどの会社でもいる。面白くない先輩といかに飲みに行かなくて済むようにするかが大事。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
経済はドラマチックだ」週刊東洋経済

週刊東洋経済

「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません