肝心な部分が見えそうで

「モテる文体とはなにか?」を徹底的に分析する連載です。今回は、「粋な文章」とはどんなものか? について解説します。書評ライター・三宅香帆さんの著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』から特別収録。


江戸小噺の小粋力
そこまでいわなくてもわかるでしょ? ってウインクされた。



たいていの人は、文章を書き終えたら、一度くらい読み直しますよね。

その時にぜひ検討してみてください。
「説明しすぎている一文」を、思い切って削除できないものかと。

ええ? しっかり説明をしないと、誰かに伝わらないかもしれないでしょ? 
文章を書く以上は、読む人全員にわかるように書きたい。その気持ち、よくわかります。
そして説明書や契約書など、そういう心がけが絶対必要な文章もある。

でも読む人全員にわかる説明は、誰かにとっては「くどい」と感じさせているかもしれません。分かる人には分かるし、分からない人には分からない。
それでもいいと思えることは、書かずに「余白を残す」ことで、粋な文章に化けます。

例文は短い落語、いわゆる「小噺」ですが、小噺を読んだり聞いたりするたびに、昔の日本には、こんな素敵な話の運び方をする人がいたんだ、と感動させられます。

江戸時代の小噺がなぜ粋だと言われるのか。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

言葉の発信力をあげたい人へ。

この連載について

初回を読む
文芸オタク女子の バズる文章教室

三宅香帆

こんな書き方もありだったのか! 文芸オタク女子が暴露する、「モテる文章の秘密」がいっぱい。文章を書くという行為が、今よりもっと面白くなるはずです。

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません