捨て本

刑務所での暮らし

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<抵抗>
「やるべきこと」をやった後は、 悪あがきをしない。
急な流れの中で ケガをしないように。

長野刑務所に収監以降、自由な暮らしは奪われた。
 時間も規律も、すべて刑務所が決めた通り。他人のルールに縛られて過ごさなければならない、人生初めての生活の始まりだった。
 辛いといえば辛いのだけど、抵抗したって、どうにもならない。「まあ、しゃーない」という気持ちだった。
 毎日朝起きて就寝時間まで、刑務所の決めたスケジュールを粛々とこなした。
 よく自暴自棄になりませんでしたね? と聞かれたりするが、ヤケになっても、「しゃーない」のだ。人より少しだけ僕は、気持ちの整理がうまい方なのだろう。
 悪あがきではなく対処に徹するというか、やるべきことをやったら、あとは流れに身を任せる。そして流れのなかでケガしないよう、できることを、黙々とやるだけだ。
 気持ちの整理と、状況の受け入れが下手な人は、おおむね心を病んだり、いらないストレスを抱えるようだ。
 僕はそんな苦しみを、わざわざ味わいたくない。
 無駄なエネルギーをネガティブな方向に奪われないよう、「しゃーない」んだからと、修業のつもりで刑務所暮らしを過ごしていた。

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捨て本

堀江貴文
徳間書店
2019-07-30

この連載について

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捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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nobi02872364 https://t.co/8ZSwDb2AVS 10ヶ月前 replyretweetfavorite