俺の2019年映画ベストテン(後編)

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、3歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。前回から年末特別編としてお届けしている「2019年映画ベストテン」。今回は残りの5本と次点の6本をご紹介します!

ボーダー二つの世界

スウェーデン・デンマーク合作。いわゆる「北欧ミステリー」にカテゴライズされるらしい。これもヤラれたなあ。なんなんだ……という破壊力。

自分で言うのも何ですが、本当にこの通りなんですよ。

監督曰く、「クレージーな人々がクレージーなことをするようなものが作りたい」。も、その通りな映画。ぶっ飛びすぎ。

ゾンビ 日本初公開復元版

おいおい、1978年の映画を入れるなよと怒られそう。

しかも本作、かなりの曰く付き。成年指定が付かないよう、ゾンビが人間に噛み付くなどの残酷シーンは、脱色加工やストップモーションが掛けられている。 それだけじゃない。冒頭に、「惑星が爆発し、緑色の光線により死者が甦った」と、勝手に作った映像とテロップが加えられている。もちろん本編も一部カット。 現代だったら完全にSNS炎上案件。

だけどこのオリジナルすぎる日本版があったおかげで、当時の子どもたちは劇場で観られて、成長して様々な分野で活躍するクリエイターになった。

クリエイターかどうかはさておき、僕も自分でも気づかないうちに、大きな影響を受けていたのだと、およそ40年ぶりに観て気が付きました。

『バイオハザード』だとか『ワールド・ウォーZ』』だとか『アイアムアヒーロー』だとか、大ヒットしたゾンビフォロワーはいっぱいあるけど、78年のこの『ゾンビ』だけ観れば間違いなし。他は亜流(断言)。

連載している『散歩の達人』2020年2月号にもっと詳しくゾンビ考について書きました。ぜひ🧟

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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