話がぶっつりと途切れてしまったらどうするのが正解でしょうか?
「沈黙が怖いので、いろんな話題で盛り上げようとするけど、疲れる」
「上っ面の話ばかりが続くのが、気持ち悪い」
沈黙がイヤなのでいろいろな話題を持ち出すけれど、どれも空振りに終わってまたお互 いに黙ってしまう……。
雑談における大ピンチです。
◆ゆっくりとじっくりと雑談する
たしかに話が続くことは大事です。ですが、話が途切れたときに、慌てて他の話題を持ち出すのはよしましょう。
うわべだけの話題を次々に変えて、浅く沈黙を埋めていては、まったく気持ちをやり取
りできません。そういうときには、まず、会話のペースを落としましょう。多少の沈黙を恐れず、ゆっくりと、トーンも抑えて低い声で話すようにします。そうした上で、もう一度基本に立ち返るのです。基本とはつまり「自分の話をする。気持ちの話をする」ことです。
「オリンピック、近いですね」
「うまくいくんですかね……」
「消費税にも困ったもんですね」
「ほんとに……」
「……(会話が途切れた)」
「……(沈黙がつらい)」
「えーと、実は昨日、うちで飼ってる犬が、体調を崩しまして」
「あ、犬飼ってるんですか?」
「そうなんです、結構な老犬なんですけどね」
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