週刊東洋経済
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行動経済学で賢くなる#1】事例で学ぶ経済の新定番
腹周りの脂肪が気になってきた。これはいかんとランニングを始めるが、なかなか続かない。たかが1日30分の努力が、なぜ難しいのか。やせたいと切望しているのに、なぜむしろ少しずつ太ってしまうのか。
腹周りの脂肪が気になってきた。これはいかんとランニングを始めるが、なかなか続かない。たかが1日30分の努力が、なぜ難しいのか。やせたいと切望しているのに、なぜむしろ少しずつ太ってしまうのか。
「伝統的な経済学の研究者は、太っている人を見ると『あの人は合理的に太っている』と考えます」。大阪大学の大竹文雄教授はそう説明する。「これ以上太って健康が損なわれることと、今ラーメンを食べるということのトレードオフ関係を理解したうえで、『このぐらいなら大丈夫』という合理的な水準を設定して太っている、と考えるのです」。
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「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む
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日本で最も古い週刊誌です。「今」の本質を掴むためには全体を俯瞰し、長い時間軸のなかで問題をとらえる視点が欠かせません。週刊東洋経済は日本と世界の経済を120年以上、愚直に見つめてきました。戦前戦中の言論抑圧時代も社是である自由主義の立場を崩すことなく貫いてきました。年月を重ねているからこそ、読者の信頼に応える記事を作り続けている自信があります。