カレー沢薫
明治の御菓子司、急に滝廉太郎コラボをはじめる【大分県・荒城の月】
今回のテーマ食材は大分県の「荒城の月」です。我々がいつも音楽の時間にリコーダーで吹いていた、滝廉太郎先生による物悲しいメロディを思い出された方も多いのではないでしょうか。しかしこの菓子、そもそもは「荒城の月」と無関係だった過去が判明。一体いつから変異をとげたのか? さらに最後には、カレー沢さんが「玄関に敷き詰めたくなる」と評した「推し和菓子」も紹介します!
今回のテーマは「荒城の月」だ。
今100人中120人が小中学の時音楽で習った「荒城の月」の方を思い浮かべただろうし、オシャレのつもりで丸メガネをかけたら「廉太郎」と呼ばれるようになった、でおなじみの滝廉太郎先生の顔を思い出したと思う。
しかし廉太郎は今で言う星野源とかが好きな女子にモテるタイプなのではないだろうか。
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この連載について
カレー沢薫
「ひきこもりグルメ紀行」とは、無職の漫画家・カレー沢薫氏が「部屋から一歩も出ずに全国津々浦々の食い物を手に入れ、部屋から一歩も出ずに食う」試みである!
著者プロフィール
1982年生まれ。OL兼漫画家・コラムニスト。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビュー。自身2作目となる『アンモラル・カスタマイズZ』(太田出版)は、第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品になぜか選出され、担当編集ならびに読者が騒然となった。雑誌『Hanako』(マガジンハウス)をはじめ多くの連載を抱え、日々、Twitterでのエゴサーチと読者交流を欠かさない。単行本発売後、文庫化もされた初のコラム集『負ける技術』(講談社)が続々重版中。