3・相手の事情を考えた上で、
言いたいことは言い、聞きたいことは聞く
おそらく、この項目が一番難しいと思われる女性が多いのではないでしょうか。
たとえば、恋人の仕事が急に忙しくなって、なかなか会えなくなり、アナタが寂しい思いを感じていたとしましょう。
このとき、寂しい気持ちを恋人に伝えるには、「最近会えてなくて、さすがにちょっと寂しくなってきちゃった。忙しいのは分かってるから、無理して時間つくってとは言わないけど、1分だけでいいから電話であなたの声が聞けるとすごく嬉しいな」という感じです。
自己開示法の「思ってることはちゃんと言う」の部分でもお話ししましたが、相手の事情を考えた上で、「自分がどう思っていて」「どうしてほしいか」を伝えるということですね。
ほかにも、以前は毎日連絡をくれていた恋人が、最近連絡無精になってきて、アナタが不安に感じているときはこんな風に伝えてみましょう。
「いつも連絡くれてありがとう。でも、前は毎日連絡をくれてたからそれに慣れちゃったのか、最近連絡が少なくなって、実はちょっと不安だったりするんだよね。たぶん忙しいだけなんだろうし、私の取り越し苦労だったらごめんだけど、なんかあったの?」という感じです。
「こんな風に伝えて彼に重く思われたらどうしよう」と思った女性がいらっしゃるかもしれませんが、そもそも恋人同士なんだったら別になんでもない要求ではないでしょうか。
仕事でも、仲の良い同僚が、いつも迅速な対応をしてくれて仕事も早かったのに、最近では対応も仕事も遅くなったら、「気を悪くしないでほしいんだけど、前までレスポンスも仕事もすごく早かったじゃん。だから最近どうしちゃったのかな? と思って。何かあったの?」って聞きませんか?
それと同じです。
それに、「最近会ってくれないよね」とか「最近連絡少ないよね」といった、「言いたいことはなんとなく分かるけど、何が言いたいかもしてほしいかも分からない嫌味な台詞」と、前述した伝え方を比較したとき、言われる方の人間の受け取り方はまったく違うはずです。