安倍晋三首相が企業に対して副業の解禁を求めるなどして、働き方が大きく変わろうとしている。その中で注目されているのが、本業以外での肩書を持つ「パラレルキャリア」という概念だ。ここでは、社内外の副業やボランティア活動を生かしてパラレルキャリアを築いていった先人たちの足跡を振り返ろう。
ラテン語で「公益のために」を意味する言葉。それが「プロボノ」だ。「職業上の専門的な知識やスキルを生かし、ボランティアでNPOなどを支援して公益活動にかかわっていく」といった意味合いがある。このプロボノ活動にかかわったことでパラレルキャリアを構築し、新天地を切り開くきっかけとしたのが塚本恭之さん(49)だ。