とにかくすぐ行動」今こうしたいと思った直感は絶対に実を結ぶ!

包帯パンツの生みの親・野木志郎が、多くの失敗を経験しながらも、細いつながりを手繰りに手繰り寄せ、世界のセレブを魅了するまでにブランドを育て上げたビジネスのしかけを紹介していく『日本の小さなパンツ屋が世界の一流に愛される理由(ワケ)』。今回は直感を信じてすぐに動けば必ず結果がついてくるというお話。「秒速で反応が返ってきたら、運命的なものすら感じてしまうのが人間なのです」by野木志郎

今夜飲みに行くと、扉が開く

人と会い、飲み交わすのが大好きなポリドールの石原さんは、よくこんなことを言っていました。
「この夜の時間は今日1日しかない。だから、毎日誰と酒を飲むかというのは、ものすごく吟味する」同感です。

私は、突然思い立って、誰かに「今日、飲みに行こ! ていうか、今から!」などと連絡することが、よくあります。
もちろん「え、今からですか? む、無理っす!」となるのが普通なのですが、私の周囲の奴らはだいぶ慣れてきました(笑)。

「今日は無理っす」「なんで〜? 何時に終わんの? 今、どこにおんの? そこまで俺が行くよ!」みたいな……(実際はここまでしつこくない……と思います)。

ワガママと言えばワガママですが、会いたいと思った、その「直感」を大切にしたいのです。なぜなら、会いたいと思ったことには必ず理由があり、その直感に従うと必ず何かが起こるから。

実際、そんなふうに直感で飲むことになった相手とは不思議と絆が深まり、その日に限って何かの扉が「バーン!」と開く—。
その人との間の物事が動き出し、展開し、何かが生まれることが多いのです。神様が導いてくれているのでしょうか?

前述したパタンナー、里健一さん(サトちゃん)とも、こんなことがありました。
ある時、彼のオフィスに行って Tシャツの話をしていたら、不意にものすごくたくさんのアイデアが、それはそれは泉のように湧き出てきたのです。

私は話をどうしても切り上げたくなかったので、その後に予定が入っていたにもかかわらず、もうええ! と思い言いました。
「サトちゃん、これから飲みに行かへん?」
「え、やっぱ今……ですよね?」
サトちゃんは、当日中にやらなければならない仕事を抱えていたにもかかわらず、付き合ってくれました。ふたりで目黒の焼き鳥「よし鳥」へ。すると、出るわ出るわ。ビジネスモデルのアイデアが音を立ててブワーッ。

「今、飲みに行く」という「直感」が大正解だったわけです。「じゃあまた今度飲みに行ってゆっくり話そか」では、その時の熱が冷めてしまって、きっとここまでのアイデアは出なかったでしょう。

しつこいようですが、「直感」で、今こうしたい!と思った衝動は、必ず実を結びます。
まだ私がFacebookをはじめたばかりの頃、何気なく放送作家の小山薫堂さん(くまモンの生みの親で、映画『おくりびと』の脚本家)をフォローしたことがあります。

すると偶然、薫堂さんが羽田空港の伊勢丹で買った包帯パンツの写真を投稿しているではありませんか!

私は投稿を見つけてすぐ、「ありがとうございます。包帯パンツを作っている野木です」とメッセージを送りました。
すると薫堂さんは「まさか投稿して1時間以内にそれを作っている社長から連絡をもらえるなんて!」とびっくりされ、喜んでくれました。

私はすぐ他の包帯パンツシリーズを薫堂さんの事務所に送ったところ、薫堂さんはほうぼうでパンツのことをしゃべってくれたようです。

ポイントは「すぐ連絡した」ことでしょう。薫堂さんの立場を想像すればわかりますが、ある行動に対する反応は、早ければ早いほうが、インパクトがあります。
お礼にしろ、激励にしろ、謝罪にしろ、時間が経てば経つほど効果は薄れる。鉄は熱いうちに打つ。
秒速で反応が返ってきたら、運命的なものすら感じてしまうのが人間です。

「すぐ行動」でビリー・ジョエルにつながった!

私にとって、ロバート・デ・ニーロさんと同じくらい憧れの人であるビリー・ジョエルさんに包帯パンツを穿いてもらえたのも、もとをたどれば「直感」と「すぐ行動」が実を結んだ結果でした。

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この連載について

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日本の小さなパンツ屋が世界の一流に愛される理由

野木志郎

東京は渋谷で小さな下着メーカーを経営する野木志郎は、「ムレない、ベタつかない、しめつけない」という独特の穿き心地で、世界のセレブを魅了する「包帯パンツ」の生みの親。いまでこそ年間10万枚も売り上げる「包帯パンツ」だが、発売当初は商品力...もっと読む

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