妻、わがままを連発するが許す。

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、2歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2018年5月10日と11日の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

5月10日

ふさからメール。
【さっきのクリニックの先生から、ビタミン注射をやめていたほうがいいと言われたという。
「妊娠6週目ではすすめない。我慢しなさい。安定期に入ったらいいよ」ってゆうことで診察代も取られず。】

僕↓
【え、大丈夫なのか。すでに2回打ってるだろ。
病院はふさの妊娠を知っていたのか。】

ふさ↓
【終わったことはどうしようもないから心配しないようにしよう。
ちなみにかずの妊娠のときも結構打ってたけどね。
安定期以降ってことなんだろうなー
古谷さん(TBSアナウンサー)と今日の美容師さんに「マヌカハニーが良い」って聞いたから早速購入。
常温保存で妊婦もOKだって。】

僕↓
【食べて栄養を採りなさい。】

ふさ↓
【なおなお(ふさの同僚の美人弁護士)がね、不妊治療で悩んでいる人もいるのに、すぐに妊娠するふさふさも凄いし樋口さんも凄いって。】

なおなお、悩みがあったらいつでも相談しに来てくれ。

夕方にかずを保育園まで迎えに行ったら、他の子たちがみんな音が出る箱に群がっている中、ひとりでマグネットブロックで遊んでいた。孤高の存在か、仲間はずれか。

連れて帰ろうとすると、「あいどんのー!」とわめき散らした。

ふさ、夕方前に帰ってくる。こんなこと初めてかもしれない。よほど体調が悪いのだろう。
でも厚切りとんかつを完食。食欲はあるようだ。

わがままを連発するが許す。

麗子像で有名な岸田劉生は、妻が妊娠中苦しんでいても、絵を描くことに集中したかったため、「うるさい!出て行け!」と怒鳴り散らしたという。

もちろん僕は岸田劉生ではないので、そんなことはできない。殺される。

5月11日

吉祥寺の魚料理の定食屋、里の宿で舌鼓を打っていると、

ふさからメール。
【そういえばさー、久々に陸上部の先輩後輩同輩と集ったあとにさ、官僚の先輩から「弁護士たちから事後の挨拶がなかった。●●●(電通)からはちゃんと挨拶があったけど、そーゆーところがダメなんだよ」みたいに言われたことを思い出した。】

俺↓
【そんなに四六時中、後輩から、女から、一般人から、崇め奉られていないと不安なのか。
ヤンキーとメンタリティが変わらないな。】

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥...もっと読む

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