意外?笑いは天才的なアイデアより○○が重要!

誰でも使えるアドリブトーク術として科学的に研究された会話メソッド、「インプロ(即興力)」。このインプロをマスターし、プロ芸人の指導も行う放送作家が、「センス不要の鉄板トーク術」をこっそり教えます!これを読めば、あなたのトークにも笑いの神が降りてくる?!本連載は1月24日発売の「ウケる人、スベる人の話し方」より本文を抜粋して、お送りします。

ウケる人、スベる人の話し方ー笑いは天才的なアイデアより○○が重要ー


ウケる人は勝手に決めつける

スベる人は決めずに悩み続ける


「あれ? 君、誰かに似てるんだよな〜」と、会話中に突然言い出す人がいます。そういう人は、しばらく悩み続けるものの、結局、誰に似ているのかを言わないで終わります。このように、マイペースに悩み続ける人は、悪気はないのでしょうが、相手をイライラさせる系のスベる人になりがちです。

笑いはアイデアよりタイミングが重要です。だから、ウケる人は、基本的に即断即決です。その場で思ったことを適切なタイミングで発言して笑いを取っています。

こうやって書くと、「私はとても即断即決なんてできない……」と、思われる方が一定数います。しかし、決してそんなに難しいことではありません。実は、ウケる人は「勝手に決めつける」ことで、即断即決をしているのです。いわゆる、「見切り発車」であることも少なくありません。

なぜ見切り発車でもいいのかというと、どんな内容であれ、キッパリと断定して自信満々に言い切るだけで、人は笑うことが多いからです。

具体例を挙げましょう。以前、私がキャイ〜ンの天野ひろゆきさんの『天野人語』というメルマガを担当していた時、そのメルマガの企画で、占い師の方を呼んで、天野さんを占ってもらったことがありました。すると、その占い師の方が、

「天野さんの前世は、なんだろうな? うーん……あっ、見えました。イギリスの田舎町のかわいいウサギです」と言い切ったのです。それを聞いていた、天野さんご本人や、私を含めたスタッフたちは、あまりにも意外な天野さんの前世に、思わず爆笑してしまいました。

天野さんは、40代のぽっちゃり系の男性です。一方、「イギリスの田舎町のかわいいウサギ」は、ピーターラビットのような、童話に出てきそうなウサギのイメージです。天野さんと、ピーターラビットとでは、イメージが遠い感じがします。

だからこそ、笑えるのです。実際、天野さんは、「俺の前世が動物なら、子豚とか、どうせそんなところかと思ったよ」とツッコミを入れていました。

とはいえ、ここでのポイントは、気のきいた例えを思いつくことではありません。なぜなら、天野さんの前世は「イギリスの田舎町のかわいいウサギ」ではなく、「天野さんのイメージから遠い感じのする何か」であれば、何でもいいからです。

実際に、もし誰かが「天野さんの前世は、今と雰囲気違いますね。ものすごく足の早いチーターでした」とか、「天野さんの前世は、何か首が長いですね……見えました! キリンです」と言い切ったら、それはそれで笑えると思います。

むしろ、ここでのポイントは、その気ままな発想を、自信満々に言い切ることです。

なぜなら、気ままな発想は、えてして論理が通っていないものです。そんな論理が通っていない内容を、自信満々に話されたら、聞き手の側は何ともいえない違和感を覚えるので、それが自然と笑いにつながるのです。だから、この例では、どんな動物であれ「天野さんの前世は、◯◯でした!」と言い切ることで、笑いが起こっているのです。

つまり、言うことに困ったら、勝手に決めつけて、自信満々に言い切ればよいのです。そこで出てくるアイデアによって、そんなに結果は変わらないことが多いものです。それより、どれだけ自信満々に言えるかが勝負だと、肝に銘じてください。



ウケる人のコミュニケーション  話題は決めつけでも、自信満々で話す


次回は、4月22日に更新予定。

※『ウケる人、スベる人の話し方』PHP研究所(渡辺龍太)より、一部抜粋。

即興力講師が教える、ウケるための「センス不要の鉄板トーク術」とは?!

この連載について

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ウケる人、スベる人の話し方

渡辺龍太

誰でも使えるアドリブトーク術として科学的に研究された会話メソッド、「インプロ(即興力)」。 このインプロをマスターし、プロ芸人の指導も行う放送作家 渡辺龍太 が、「センス不要の鉄板トーク術」をこっそり教えます!

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PagannPoetry 今週分の更新です。つい、笑いというと天才的なアイデアや閃きだと思って結局口に出せないで終わる方、必見です。 https://t.co/UTPnTBnqS2 4日前 replyretweetfavorite