税務署が今年もやってくる
これを読んでいるということは、あなたはもうクリスマスイブとクリスマスを通り過ぎてきたのでしょうね。どうでしたか今年は。ケーキは食べましたか。シャンメリーは飲みましたか。セックスしましたか。突然の不躾な質問ごめんなさい。でもここ二十年くらい、なんでかインターネットでは「クリスマスにセックスするカップルは諸悪の根源」みたいなネタが蔓延しているのです。他人事みたいに言いましたが私もノッてネタにしたことはあります。ありますけどもう四十も近くなると他人がいつどこで誰とハメてようがだいぶ相当どうでもよくなってくる。そんなことより迫りくる確定申告のほうが気になる。だいたいセックスなんてイベント時以外にもみんないくらでもしてるわけです。なぜイベントセックスばかりが目の敵にされ、ネットのオモチャにされるのか。もうみんな、そんなめずらしくもないだろ、セックス。21世紀やぞ。性器だけに。やったことないやつだってリスナーとしてなら見飽きるくらい見てるだろ。というわけで今回は女性器およびそれにまつわる性交の話をしたいと思います。
恋人に酸出すコース
その前に前回(のシメで「自分の性器を見て、なんかヘンだな……?と感じたとしても必要以上に気に病むな」という話をしました。そもそも性器に関わらず人体のパーツにスタンダードなんかないわけで、私の下半身はあなたの下半身と違っているけど指紋から虹彩から髪質まで全部違うんです。ヒトと違ってて当然だし、ましてやフィクションの中のソレと比べるのはすごく無意味。「私、指紋がヒトと違っててヘンだな……」とか、悩まないでしょ。違って当然なんです。
コンプレックス産業で働いていたとき、「性器の色や形を変えたい」というお悩みも何度か目にしました。実際美容外科でその部分の手術をしている所もあります。で、なんでソレがコンプレックスになったかという原因なんですが、「たまたま見たポルノのソレと自分のブツが違いすぎた」「パートナーに形や色がヘンだと言われた」がやっぱり多いんですよね。これは身体の他の部位のコンプレックスにもあるあるだけど、あまりにつらい。悲しい。個人的にはなんで女性器にはまんこ見せてもらってんのにヘンだとかグロいとか言う奴の顔に即座にポン酢をぶっかけられる機能が搭載されてないのよ?と思いますが、セックスする相手の性器の形に文句つけるようなカス人間の言うことなんて聞かないでいいよー! 男女問わず! ちゃんと洗って病気の検査しときゃどんなまんこもちんこも花丸三億点です。どうしても相手の視線が気になるんやという方も、Aがグロいと言ったまんこがBにはあれっルーブル美術館に来ちゃったかな?ってくらい美しく見えるということもあるので、まんこを相手に合わせるんでなくまんこに合った相手を探しましょう。大丈夫きっといる。でも何より大切なのは、あなたが自分のまんこを可愛がってやることです。艱難辛苦、文字通り血の出るような思いを共に乗り越えてきた仲間じゃないか。優しくしてあげてください。
いつかのメリーSEXマス
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