お悩み事例➍ 離乳食作りはこんなに大変!
子どもは放置されて泣き叫び、
母子ともに、もうこんなのたえられない!
生後半年くらいからの約1年間は、子どもが人見知りをしてぐずりやすい時期です。
ママがそばにいないと泣きだし、ハイハイや立っちのできる子はママの後追いをすることもあります。
ところが、ママは離乳食を作るために子どものそばを離れないとならないので、子どもは泣きだします。 ママのほうでも、慣れない離乳食作りをするには本や雑誌、ケータイ片手に、必死です。
すりつぶす?
すり
きざんで細かくする?
一つひとつがはじめてのことばかりなので余裕がありません。
子どもからしたら、ママの意識が別のほうに向くのでおもしろくありません。
なんとか気持ちを自分に向けようとします。
そして、ギャン泣きの子を前にママの気持ちはいよいよ
「いま作ってるんだから! 待ってて!」
つい大声をあげてしまうと、子どもはさらに泣き叫び、よろよろとつかまり立ちをしたとたん、頭をゴチン!
うわあああああああああ!
ママは急いで抱きかかえようとして、台所の食材をひっくり返します。
もう、それは
ギャン泣きする子どもをかかえたママのほうこそ泣きたいです。
子どもが転んで頭をぶつけたくらいなら、まだよいのです。
でも、それまでは上れなかったはずのソファに上って落ちたり、洋服ダンスの引き出しを開けて、そこを階段にして上ってつまずいたり、カーテンを結わえるひもに首が引っかかったりして、そこから思わぬ事故につながることもあります。
子どものためを想って作っている離乳食なのに、
子どもの安全が
子どもは日々成長します。
昨日までできなかったことが、今日はスイスイで きるようになっている、ということがあるのです。
昨日までだいじょうぶだったから、今日もだいじょうぶというわけではありません。
また、慣れないことに夢中になると、つい少しだけ目を離したつもりが、意外と時間が経っていたりもするのです。
お悩み事例➎ 離乳食作りはこんなに大変!
こんなにつらいのに、
やめられないのってつらすぎる!
じゃあ、そんなにつらいならやめたらいいじゃない?
それが育児ではなく仕事ならば、もう本当に疲れた、このままではやっていけないと思ったときは、「やめる」という選択肢があります。
ところが、離乳食は基本的に作るものだと思っているママたちにとって、離乳食作りをやめられるかというと、答えは、「ノー」です。
ママたちの頭のなかでは、
離乳食を作らない
↓
子どもが食べられない
↓
子どもが生きていけない
↓
母親失格(ママであることをやめること)
となっていますから、
どんなにつらくても、
どんなに苦しくても、
どんなに逃げたくても、
子どもを育てるために、子どもを生かすために、母親なんだから離乳食を作らなければならない、立ち向かわないといけない義務だと思い込んでいるのです。
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離乳食は絶対に作らなくてはいけないというわけではありません。