週刊ダイヤモンド
#17 下克上を狙え!難攻不落の米市場でガチンコ メルカリ最大の試練、激戦の構図
日本ではフリマアプリのトップに君臨するも、進出5年目の米国では、いまだひよっこ。並み居る競合のはざまで、知名度はないに等しい。アメリカンドリームへの入り口でうろついている。
「メルカーリ! メルカーリ! M・E・R・C・A・R・I!」。米国のラジオ局のDJが連呼するのは、メルカリ米国法人の広告である。米国人には発音しにくく、スペルを読み上げなければ、スマートフォンで検索してもらえない。だから社名を連呼するとともにスペルも伝えている。
米国での知名度はまるでない。シリコンバレーの幹線道路101号線沿いに掲げられた巨大看板に書かれたコピーは「The Selling App.(売るアプリ)」というシンプル極まりないもの。メルカリが何なのか、基本のキを浸透させることが第一なのだ。
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この連載について
週刊ダイヤモンド
1000万人以上が使うようになったフリマアプリ「メルカリ」。日々100万点以上が出品され、あらゆるモノに値段が付く。そこで形成される相場は、消費者の声を具現化した現代の価値のバロメーターだ。そのデータをメルカリは握っている。本誌が独占...もっと読む
著者プロフィール
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