冷蔵庫の中がグチャグチャな人は、貯金できない
私は年に数回実家に帰るのだが、そのときいつも思うことがある。
それは「冷蔵庫の中がグチャグチャ!」ということだ。
まず、冷蔵庫を開けると大量の食材がギュウギュウに詰め込まれている。
いや、それが食材なのかなんなのか、パッと見ただけで判別することすらむずかしい。
ラップに包まれていたり、食品保存容器に入っていたりして、中身がなんなのか開けてみなければわからないのだ。
しかも、いったいいつから冷蔵庫に鎮座しているのか……。想像するのも恐ろしくなる。
驚くのはそれだけではない。
もっと恐ろしいのは「冷凍庫」だ。
そこにはまるで永久凍土によって何万年も前から氷漬けにされたマンモスの化石かと見間違う何かが横たわっているのだ。
私は、見なかったことにして、そのまま冷凍庫の扉を閉めてしまう。
「まあ、冷蔵庫なんてどこでも同じようなもんでしょ。そんなに細かいこと言わなくてもいいんじゃない?」
読者からそんな声も聞こえてきそうだ。
私が冷蔵庫の中身をとやかく言うのは、なにも私が几帳面な性格であることをアピールしたいからではない。
実は、「冷蔵庫の中身」と「お金が貯まること」の間には関係があるのだ。