わが家の女王は言い出したら引かない

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、1歳8カ月の息子を育てる樋口毅宏さん。2017年8月上旬の日記をお届けします。8月1週目の日記はこちらからどうぞ。

8月9日

なんと。東京で家を買うことになった。

借りるより買うほうが安いから。

この日も書類記入に捺印のためだけに上京。往復時間、6時間。滞在時間、1時間。その間保育園に預けたわが子よ、熱を出さないでくれと願う。

融資が下りた銀行は一社だけ。

他はお断りだった。

その理由は、妻・三輪記子(僕より年収二倍以上)に対して、銀行側は「京都から東京に移った後、同じように稼げるとはありえない」だった。

これにはふさこも思うところがあったようだ。

これまで弁護士としての良心から、お人好しな明瞭会計と、モノによっては日給に換算すると100円に満たない仕事を受け続けてきたが、「今後はちょっとは考える」という。

でもまあ銀行ってそういうものだけどね。

タモリがむかしむかし自宅にいたとき、外から、「タモリってこの程度の家なんだ」という声に頭に来て、現在の豪邸を建てようと決意したものの、銀行に行ったら融資を断られた。

「あなたのタレント生命はせいぜいあと5年」

そう言われたそうだ。

バブル期前の話だよ。

その後タモリはピーク時には世田谷区で2位の納税者になる。以上、タモさんエピソードでした。

京都リターン。ぎりぎり保育園迎え間に合う。

夜、おふくろからボケ電話、ショック。

8月10日

しかし実感がわかない。ほんとに東京に戻るのか。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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honagat 写真が…かわいい… 2年弱前 replyretweetfavorite