うちがツイ婚なら、船木誠勝さんのところはヒク婚ですね!」

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、1歳8カ月の息子を育てる樋口毅宏さん。2017年7月初旬の日記をお届けします。

7月3日

おいらのほうが、かずふみの汗を拭き、オムツを替える回数も多く、一緒にいる時間が長いにもかかわらず、 かずふみの手足口病が、ふさこに移って39.2℃。

寝なくても働くことができた妻は出産後、大きく体力と抵抗力を失った。

立っているのもやっとの様子だが、ふさこはレギュラーのローカル番組に出演するため、大津まで出かけた。

おいらにこんな根性はない。

7月4日

大げんか。

というより一方的に怒られる。

ねちっこく、執拗に。いつものことだが。

いくら謝っても許してもらえない。これもいつものこと。

発端は、思い出せないほど些細な一言。

怒りに弁護士テクニックを絡ませてくる。

「いま□□って言ったね?それは◯◯って言うこと?」

いつそんなこと言ったんだよ!

やっぱり豊田真由子なんざ甘い。

同じ東大法学部卒でもこっちは司法試験受かってんだぜ(8年かかってるけど)。

つまるところ、夫婦喧嘩の原因は9割方、「私はこんなに頑張っているのにパートナーはわかっていない!」ではないだろうか。

一昼夜を徹しての争いは双方涙に暮れ、ふさこの謝罪で終わる。

こんなことを、かずふみが生まれてから50回は繰り返している。

もう疲れた。

もう飽きた。

もういいかげんにして。

7月5日

ここ半年以上、小児皮膚科の定期検診に通ってきたが、遂に卒業。懸念のほっぺの赤みもすっかり良くなった。悪いことばかりじゃないと自分に言い聞かせる。

これまで、かずふみの寝かしつけとして、ベッドで寝ながらミルクを与えてきた。

しかし妻と話し合い、手足口病で吐いたのを機に、やめることにした。

一緒にベッドについて寝かしつけることに。簡単には寝てくれないが、作家活動で培った根気強さがこんなところで生きようとは。

ひとつ発見。

これまでかずふみは耳の耳珠を撫でると気持ち良さそうにしていたのが、腰を揉むほうが嬉しそう。

性感帯が耳から腰に変わったか?

7月6日

かずふみ、深夜嘔吐。はああ。

この夜のメニューは、いちごヨーグルト、肉じゃがライス、マドレーヌ、海苔巻き(順番めちゃくちゃ)。

ミルクをやめてから食事の量が増えたとはいえ、食い過ぎだ。

寝室の隅にゲロ。えらい、よくベッドに吐かなかった!

シャワー浴びて着替えた後、居間のシーツにゲロ→またシャワー→着替え→落ち着かせるために飲ませた麦茶をゲロ。

夏のゲロ祭りで夜は過ぎゆく。

7月7日

かずふみ、またしても途中で保育園から連れて帰ってくることに。

手足口病とは別のものが流行ってるようだ。

昨日元気だった双子の男の子たちも、昨夜から吐き続けてきょうはお休み。

2歳の子も昨夜バナナを吐き、やはりお母さんが保育園に連れてきたと同時に帰宅したという。

みんなして伝染しちゃったのか。

きょうは七夕のイベントがあったのに、小規模保育ゆえ3分の1が欠席。

落胆しているのは親だけでなく、保育士のみなさんもだろう。お疲れ様です。

どうせ病院に連れて行っても、薬も出ないことがわかっているので家で過ごす。熱もなく平穏に過ごす。

7月8日

なんと、プロレスラー・格闘家の船木誠勝さんご家族とご飯をご一緒することに。

様々なご縁から、ふさこの紹介で、船木さんが松竹芸能事務所に入ることになった。

その御礼にご飯をごちそうして下さるという。僥倖すぎる。高校生の自分に教えてあげたい。

樋口家だけでは恐れ多いので、同世代の船木信者である燃え殻さんにも声をかける。

お店で待っていると、船木さんが現れる。ホ、ホンモノやあ。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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