前回ぼくは、念願の投資用物件1軒目を横浜で購入したことをお伝えしました。
思い返してみると1軒目の購入でぼくが一番苦労したのはお金の準備だったと思います。
町の不動産屋さんには気軽に入れても、最寄り駅前の銀行に入り、融資課を訪問するのはやはり躊躇うみたいです。資料の準備なども慣れてしまえば簡単ですが、慣れるまでが大変で、経験が大事だという意味はこういうことだと思います。
ちなみに、ぼくにとっての銀行は親族でした。
しかし銀行以上に難しい部分も多々あります。仮にぼくがお金を返済出来なくなったとしたら、銀行なら最悪、自己破産すれば借金はチャラです。しかし家族の場合はそうはいきません。たとえ返済できないことを許してもらえたとしても、家族関係は一瞬にして崩壊します。
親族にお金を借りるというのは、それほどナーバスなことだと思っています。だからこそ、借用書も作るし、申告もしています。それは親族に対しての誠意もあるけど、絶対にトラブルを起こさない決意のあらわれなのです。
とはいえ、ぼくはこんな感じで不動産を購入しては、マイホームとしての居住と転居を繰り返し、気がつけば大きな借金を抱えるようになっていきました。
それが全体でいくらかというと、2018年5月時点で、
- 兄: 500万円
- 父:1,400万円 (←退職金を拝借しました)
- 姉: 700万円
- 母:1,000万円 (←ちょうど保険が満期を迎えて、使う予定がなかったそうです)
- 銀行:1,990万円(2017年に晴れて銀行からの住宅ローンを組めました)
合計で5590万円です。家族全員に万遍なく多大なる借金をしています。(笑)
このようにお金を借りることを不安視する声もあるかと思います。
・築古の物件っていつまでもつの? 取り壊すこともあるんじゃないの?
・地震が起きたらどうするの?
・倒壊リスクは?
・入居者がつかなければローンだけ支払わなきゃいけないのでは?
・事故や事件が起きたら?
・そもそも本当に高値で売れるの?
ぼくの妻もそうです。新たな借金をするといつも不安がっています。ぼくもまったく不安がないといえば嘘になりますが、不動産投資を始める前の借金に対するイメージとはまったく違う考えになりました。 そもそもお金を増やすのにノーリスク・ハイリターンはありえません。
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