ムーンベースで作った“トマトにも愛されている男”のレシピ。
28巻#267に登場。ムーンベースで栽培している野菜を使って“イタリアン担当”カルロが作ったメニューだ。
宇宙兄弟の世界では月で野菜の栽培ができるようで、トマトの他に様々な種類が育てられているようだ。カルロが作ったメニューにはペンネの他にラディッシュやエンドウらしき野菜も見える。また調理も問題なく行えそうで、月でも種類が豊富で温かい食事ができるのは宇宙飛行士たちにとっても嬉しいことだろう。
本当の一大イベントはいつだって“裏側”で。
月面天文台建設が遂に始まった。
夫が見つけた小惑星の姿を見たい―そんな願いから始まったシャロンの夢。その想いを知った少年ムッタは『いつか自分が建てる』と約束し宇宙飛行士になった。シャロンの想いに賛同したモリソン博士や五月蠅教授らの力、JAXA、NASAの技術力によって月面にパラソルアンテナが投下されていく。
ところが、各ポイントへ投下された12本のうち、きちんと作動したのは4本だけだった。各アンテナの位置データ情報をもとにアンテナの状況を調べ、必要ならば修理や植え直しをする。
想定外の事ばかり起こるが、それも宇宙だ。
“人類が月の裏側へ進出”。世界中から注目された一大イベントだが、それは表向きの理由。現実はパラソルアンテナの状況を確認するためのミッションだ。
肝心の現場は冷静に現状に対処していく。
何度も何度も聴いた、ALS患者であるシャロンが声が出るうちに吹き込んでくれたシャロン天文台計画。ムッタはミッション中も何度も計画概要を聴き込む。 一本、また一本と植えていくアンテナに、近づいていく天文台の完成に手ごたえと喜びを感じていることだろう。
ところが…アンテナ投下のポイントに到着したジョーカーズは信じられない状態を目撃する。なんと、投下ポイントであるC-2地点に何もないのだ——。
信じられない状態にざわめくNASAとクルーたち。予定を変更し別の投下ポイントC-1に向かうも——ここにも何もない。
アンテナ消失には3つの原因が考えられる。レゴリスに深く埋まってしまっていること。“割れ目(クレバス)”があり、こちらも砂で隠れてしまっていること。そしてもう一つは月の“縦穴”。
位置情報が合っていることからムッタたちはアンテナの捜索を始める。崖になっている場所が怪しいと踏んだムッタは、アンテナの手がかりを探すためブギーと共に崖を降りていく。
そこで見つけたものは——なんと、大きな横穴だった。
材料(2人前目安)
★基本のトマトソース~生トマトバージョン~
生トマト(なるべく熟しているもの)中サイズ3個
にんにく小1片
玉ねぎ小1/4程度
オリーブオイル大さじ2
塩小さじ1強
★その他
ペンネ150g程度
生バジルお好みで
粉チーズお好みで
生トマトを使用した作り方です。トマト缶を利用したソースの作り方はこちらからどうぞ!
作り方
1 まずはトマトを湯剥きします。ヘタをくりぬき、皮に薄く十字の切り込みを入れます。
トマトを湯通しするために鍋でお湯を沸かします。トマトを冷やすための冷水もボウルに用意しておきましょう。 トマトを湯通しするためのお湯を沸かしている間に玉ねぎとにんにくをみじん切りにしておきます。
2 トマト用のお湯が沸騰したら穴の開いたお玉などでトマトを入れます。1~2分程度すると皮がめくれてきますので、取り出して冷水につけます。めくれた部分から剥がすと綺麗に皮がむけます。取り出して、トマトを適当な大きさに切っておきましょう。
3 小鍋にオリーブオイル、にんにく、玉ねぎを加え、平らに伸ばして全体に火がいきわたるようにし弱火でじっくり温めます。玉ねぎの甘みが出るように5~10分ほど火を通しましょう。
4 フツフツとして色が変わってきたらトマトを加えます。この時点では、まだトマトを潰す必要はありません。中火で15分ほど煮詰めましょう。
5 トマトを潰し、塩を加えて全体を混ぜ合わせていきましょう。この時味見をしてまだ酸味が気になるようであれば、もう2~3分ほど温めてみてください。
6 大き目の鍋に約2lの水と塩大さじ2を入れて沸騰させます。沸騰したらスパゲッティを放射状に入れ全体を混ぜ、メーカーの記載にある時間で茹でましょう。概ね11~12分です。
7 5のソースの中に6で茹でたペンネを入れてさっと混ぜ合わせたら完成!お好みでバジルや粉チーズをかけてどうぞ。 また、副菜としてスナップエンドウのソテーやポテトサラダ、ラディッシュなどを添えてどうぞ!
確かにここにいたんだ。
消失したパラソルアンテナを追って発見された月の洞窟。
ブギーの通信が途絶えたことで、ムッタとカルロは洞窟内部へと足を踏み入れる。 少しずつ洞窟の内部の様子が見えてきた。 “ある”とはいわれていたものの、実際にその姿が確認されNASAは大騒ぎだ。
怖がりのムッタはカルロに先行してもらう。真っ暗な洞窟を進んでいく中で、ムッタは少年時代にヒビトと二人で水路に入ったことを思い出し、 カルロにそんな思い出を話し出す。
今進んでいる月の洞窟のような暗闇。進んだ先に見えた“マンホール座”の話。それに、ちょっと感動した話。
この広大な月の洞窟でそんな下水の話を思い出すあたり実に君らしい。