夜の街を歩くようになって早10年。過去、さまざまな店を紹介してきた当連載だが、夜遊びの店とは、能動型と受動型の2種類に分かれるというのが私の見解だ。
能動型とは、ガールズバーやキャバクラなど、客側が積極的に女のコに絡みにいくスタイル。一方、受動型はポールダンスやバーレスクのように、女のコのパフォーマンスを見て楽しむタイプだ。
さてこの両者、決してどちらがよいというものではない。どちらを選ぶかはその夜のメンバーと気分で決定される。「俺、今夜は1秒も女のコと話してない。とにかく女のコと話したい!」という者がいれば前者を、「俺はかわいい女のコを見ていたいんだよ!」「クラブに行けるほどのパリピでもないけど、盛り上がりたいんだ!」という者がいれば後者の店に行く。それだけの話だ。
ついに発見。夜の店の“プランC”
だが、問題は両者が混在していたとき。往々にして、世の中はAかBかを迫られたら、実はどちらも正解ではないケースが多い。離婚すべきか、関係を修復すべきか。持ち家か、賃貸か……。答えは「投資用マンションを買い、賃貸に住む」だったりする。そう、正解はAでもBでもなく、Cなのだ。
というわけで今回紹介するのは、まさにプランC、小池百合子よろしく夜の店のアウフヘーベン的お店である(言葉が古いし、意味、合ってる?)。
やってきたのは、東京多摩エリアの繁華街を牽引する街・立川。立川でイケアと駐屯地以外に行くべき場所と言えば、セレクトガールズ、ここしかない。
キャバクラとして楽しむもよし!
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。