社会格差というものが日本で騒がれ始めたのは1990年代の終わりでしたが、それはアメリカやイギリスといったアングロサクソン諸国での出来事であり、なんとなく他人ごとのような空気がありました。
しかしその頃から日本にも格差は存在しており、親の教育レベルは相続資産として子どもの将来にも大きな影響を及ぼしていたのです。
今日の日本では戦前に比べれば生まれた家庭による格差は小さくなり、様々な職業に就くことが可能ですが、父親の職業・収入、教育レベルが子どもの教育や職業に影響を及ぼすという傾向は変わっていません。
さらにこれは日本だけではなく、イギリスや北米でも同じような調査結果が出ています。
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