恋愛は無意味だ、人生は無意味だ……そんな呪いを解くための孤独入門

果たして、恋愛やセックスに意味はあるのでしょうか? 誰しも一度は考えたことがあるかもしれません。事実、色恋に「無意味」のレッテルを貼るような言説はそこかしこに溢れていて、行動しようとする人の視界を塞ぎ、前に進もうとする意志を挫いてしまう。そう語る著者の坂爪さんが、「無意味の壁」にぶつかった人に贈る処方箋とは……? 週刊文春、読売新聞、産経新聞の書評でも話題の『孤独とセックス』をよろしくね!

●積極的自由は、他者がいないと獲得できない

残念ながら、多くの人にとって「セックスへの自由」は容易に獲得できるものではありません。「自分がしたい時に・したい相手とセックスをすることができていますか?」と聞かれて、自信を持って「はい」と答えられる人は、性別や世代を問わず、かなりの少数派でしょう。

なぜ「セックスへの自由」を獲得することが難しいのか。答えは簡単です。「セックスからの自由」=消極的自由は一人でも獲得することができますが、「セックスへの自由」=積極的自由は他者がいないと獲得できないからです。

つまり、孤独から脱出しないと「セックスへの自由」は獲得できない。しかし、あらゆるものに「無意味」のレッテルを貼って楽になろうとする習慣を身につけてしまった男子にとって、孤独から脱出することは困難です。

実際に、恋愛やセックスに意味があるかどうかは私にも分かりません。しかし、一つだけ分かっていることがあります。それは、あらゆるものに「無意味」のレッテルを貼って楽になろうとしても、決して楽にはなれない、ということです。

仮にそうした方法によって楽になろうとしても、「はじめに」で描いた18歳当時の私のように、「無意味というレッテルを貼って楽になろうとしている自分自身が一番無意味」という結論に達し、自己嫌悪と鬱のスパイラルに巻き込まれてしまいます。そこからますます孤独の深みに陥り、最終的には「社会的な死」の誘惑に魂を奪われてしまう。

恋愛やセックスに「無意味」のレッテルを貼らずにはいられない状態、その結果として誰とも人間関係を築けずに孤独に陥ってしまっている状態は、言うなれば「無意味の壁」にぶつかっている状態です。あなたのように「無意味の壁」を突破できずに苦しんでいる18歳前後の男子は、世の中に星の数ほどいるはずです。

●「無意味の壁」の向こう側へ

それでは、こうした「無意味の壁」を突破するためには、どうすればいいのでしょうか?

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孤独と性をめぐる11のレッスン

坂爪真吾

高校の三年間、友だちは一人もできなかったし、恋人も作れなかった。恋愛もセックスも何一つできなかった。一発逆転を賭けて東大を目指すも、センター試験は全教科白紙で提出。すべてから逃げ出した坂爪少年は「卒業式が終わったら、自殺しよう」と決意...もっと読む

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コメント

whitehandskyoto cakes連載、第三回目です。 https://t.co/m5JUtiOYJ9 https://t.co/m5JUtiOYJ9 2年以上前 replyretweetfavorite

whitehands_jp どんどんネガティブかつ観念的な話になってきますが、まだまだ序の口ですよ~。 2年以上前 replyretweetfavorite

thinktink_jp "一般に、ある物事が「無意味である」という認識は、人が行動する動機を奪います。「 #drip_app 2年以上前 replyretweetfavorite