ISSの廃止署名に、南波さんが関わっている?
21巻#203に登場。ISS廃止の署名をムッタたちジョーカーズが集めていると知ったせりかは、ムッタに確認のメールを送ろうとしていた。だが本当に送って良いのだろうかと悩む。そんな悩みでいっぱいになってしまった頭の整理をするために、せりかが作ったメニューだ。
“南波六太”という人。
「噂で聞いたんですけど」…から切り出して
署名運動をしてるかどうかをきくだけ…
簡単 簡単…
ISS廃止の署名が集められている噂を耳にした絵名が、廃止署名の用紙を持って慌ててせりかに伝えに来た。そんな話は聞いていないと、驚くせりかや羽賀。
しかも、この署名は月ミッションの宇宙飛行士が始め、ムッタたちのクルーも同じように廃止署名を集め始めたらしい―。
その嫌な噂にショックを受けたせりかは、悩み、ムッタに確認のメールを送ろうとしていた。署名を集めているかきくだけ。簡単な話。
簡単な話の筈なのに、メールを送ることを躊躇う。
だけどこれ 南波さんが何もしてなかった場合…
ものすごく迷惑なメールだ
「JAXAの仲間に疑われた」——っていう
嫌な気持ちにさせちゃうよね
ムッタが本当に廃止署名を集めていたのだとしたらせりかにとっては非常に辛いことだ。けれど、本当にしているのだろうか?もししていなかったら?疑いだけでこのままメールを送ってしまって良いのだろうか?
考えすぎてお腹が減る。もやもやを整理するかのように、せりかは料理をしながら『南波六太』という人のことを考え始めた。
わけもなく叫んだり、恥ずかしいことも言えてしまう勇気があったり、父と同じことをしたり、空にバルタン星人を描いてくれたり、変わっているけどユーモアがあったり。
そして―せりかが自分の人生をISSに懸けていることを、解ってくれている―。
疑うのはやめよう
私の方こそ 信じないと
宇宙飛行士選抜試験を受け、合格し共に頑張ってここまできた仲間を。訓練の先にはISSがある。彼女は仲間を信じ、目の前の目標に集中すると決めた。
材料(2人分通常量目安)
スパゲッティ200g程度/ブロッコリー1個/むきエビ(冷凍)70~80g/牛乳200cc/小麦粉(薄力粉)大さじ1/バター10g/固形コンソメ1個/塩コショウ適量/粉チーズ適量/茹で用塩パスタ用大さじ2+ブロッコリー用小さじ1/エビ茹で用日本酒大さじ1
作り方
1 ブロッコリーを洗います。食べやすいサイズに切った後、袋に入れて浸るくらい水を張り、15分ほど放置します。ブロッコリーを袋のまま1~2分ほど振ります。水を捨て、最後にもう一度さっと流水で洗います。頭の部分は細かいゴミがいっぱい!しっかりゴミを落としましょう!
2 ブロッコリーが浸るくらいの水に塩を小さじ1加え、沸騰させます。沸騰したお湯にブロッコリーを入れ、3分ほどゆでます。茹で終わったブロッコリーはざるにあけ、頭の方を下にし冷まします。
3 エビを茹でます。今回は冷凍のむきエビを使います。エビが浸るくらいの水に日本酒を入れ沸騰させます。エビを入れて15~20秒程さっと茹でましょう。あまり茹ですぎると食感がなくなってしまいますのでご注意ください。ざるにあけておきます。
4 スパゲッティを茹でます。たっぷりのお湯(約1L)に塩大さじ2程度を加え沸騰させます。沸騰したらスパゲッティを放射状に入れ、くっつかないようかき混ぜます。吹きこぼれないようスパゲッティがくるくる回る火加減で調整し、既定の時間まで茹でます。メーカーによりますが、概ね7~9分でしょう。
5 この間にソースを作ります。中火であたためたフライパンにバターを溶かします。半分くらい溶けてきたら弱火にし、小麦粉を加えダマにならないよう木べらなどで混ぜましょう。
6 なめらかになってきたら牛乳を少しずつ加えます。
パスタの茹で汁をお玉一杯分ほど入れ、コンソメを加え溶かします。とろみが出てくるまで弱火で温めていきましょう。焦がさないよう気を付けてくださいね。
7 パスタがお好みの固さに茹で上がったらざるにあけ、ソースとからめます。
8 塩コショウで味を調え、パスタ、ブロッコリー、エビを飾り付けます。お好みで粉チーズをかけて完成!
ISSは 俺らで守ろう
噂ではなくムッタを信じて、訓練の先にあるISSを目指すせりか。
しかし決意したその矢先、実際にISSの廃止署名を集めているボルツと遭遇する。月ミッションへのアサインを勝ち取るためボルツとジョーカーズはISSの廃止署名の数を競い合っているのだ―そう聞かされたせりかは、直接確認すべくムッタの元へ向かった。
賑わうレストランの奥に、ムッタやアンディ、フィリップを見つけたせりかと絵名はフードや帽子で隠れながらムッタたちの話に聞き耳を立てる。
何かの話をしていたムッタたちはせりかと絵名には気付かず『署名』の話題に。どうやら署名は手伝う人も出て増え始めている―そして、ムッタはJAXAにも頼む予定なのだという。
信じようと思った、信じたかった。 宇宙飛行士になる前もなってからも共に歩んできたJAXAの仲間であり、ISSへの想いをきっと解ってくれている、そう思っていたムッタから出る言葉。
それが廃止署名のことだと思っているせりかと絵名は、悲しみや憤りや悔しさを感じたことだろう。
ムッタは続ける。