大学時代の話をし続ける人
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
もう10年も20年も前のことなのに、ずっとずっと学生時代のことを話す人っていますよね。大学に入ったばかりの時に「入試で何点とった」とか「あの問題が難しかった」なんて話すのはわかります。出会ったばかりの友人と話すつい最近おきた共通の話題ですから。でも、もういい年をしている人から僕とは関係のない大学の時の話を聞かされたりすると、なんだか小学生の時にかけっこで一番になった話を聞かされているみたいで、苦笑いしてしまいます。
どうして彼らはずっと大学の話をするんでしょうか。その彼らの大学は、おそらく「偏差値の低い大学」ではないですよね。たぶん有名大学でないと、そんな大学の話はしないはずです。申し訳ないのですが、結局その話って自慢話なんです。
ところで、みなさん自慢はしますよね。僕もするし、しないと思っている人もどこかで自慢話をしてしまっているものです。でも、問題はその内容なんです。ある時、自分の家系を何度も何度も自慢する方がいたんですね。「どうしてなんだろうなあ」ってずっと考えていたら、その人にとって自慢できることって家系だけなんじゃないかと気が付きました。その人、他のことが全然うまくいってないんです。でも唯一自慢できる家系についてついつい話してしまうんです。
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