週刊ダイヤモンド
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第5回】カップラーメンで健康に? 節操なき乳酸菌“狂騒曲”
今、乳酸菌には、食品メーカー各社から“出演オファー”が殺到中。もはや乳酸菌=ヨーグルトという固定観念は崩れた。このブームはいつまで続くのだろうか。
昨今の食品業界には、「猫もしゃくしも乳酸菌」という言葉がふさわしい。現在販売されている乳酸菌入りの食品は、菓子類、ふりかけ、カップラーメン、アイスクリームと、実に多岐にわたっている(下図参照)。その中でひときわ異彩を放つのが、タカノフーズの「すごい納豆S-903」。納豆には「納豆菌」という善玉菌がすでに含まれているが、さらに乳酸菌をプラスしたといい、おなかの中がさぞかし菌だらけになるだろうことを想像すると、おなかのためとはいえ少々複雑だ。
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この連載について
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「薬は副作用が怖いから、医者に阻止されないように黙って飲むのをやめよう。安全で効果もバッチリある健康食品で病気は治せばいい。毎日の食事は地元産の自然食材だけを口にしているから安心・安全!」──。その選択、ちっとも安心・安全ではない。エ...もっと読む
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