cakes読者のみなさま、こんにちは。
いまいち料理スイッチが入らない週末。はてどうしたらいいものか。外食という手もあるけれど、外は寒いし、家から出たくないってときもある。できれば家にあるもので作りたい。そんなときに、買い置き食材で幸せになれるメニューがあれば、いいですよね。
ポルトガルの南、アレンテージョ地方で昔から作られている「トマターダ」は、材料はシンプルですがボリュームはたっぷり。食べるスープって感じです。真っ赤な色合いといい、お腹の空くトマトの香りといい、あつあつはふはふの温かさといい、これは寒い時期にこそおすすめしたい、元気が出るメニュー。
旬の時期は生トマトを使いますが、冬はトマト缶一択でしょう。できればトマトの実がごろんと入っているホールより、カットしているダイスがいい。だって、もうすでに切ってあるから扱いが断然ラクです。スープ皿には軽く焼いた薄切りパンを敷きますが、パンがなければご飯でもいけると思います。
トマターダは、仕上げに卵を落としてポーチドエッグを作り、崩しながらいただきます。欠かせないのがオレガノの風味ですが、なければ家にある、賞味期限が迫っているハーブミックスなどでも構いません。清涼感のあるハーブで、地中海性気候の眩しい光をイメージできる香りを加えると、ほらほら、ワインが欲しくなってきますよ。
では、パパッと作っていきましょう。
Menu do dia 本日のメニュー
「トマターダ」
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