やらない理由

人の色恋沙汰は気になるが、自分の色恋沙汰を詮索されるのは嫌

第27回は「色恋」ジレンマ。他人の爽やかな恋バナではなく、ドロドロしている恋バナだからこそ興味がわくし、聞いてられるという方も多いのではないでしょうか。ただ、盛り上がっている一連のトークの後に「あなたはどうなの?」と聞かれるのは嫌。自分のことは内緒にしたい、今回はそんなテーマです。ご自身もこのジレンマを抱えてらっしゃるというカレー沢薫氏の見解とは?

ギブアンドテイクのその先に

今回のテーマ「人の色恋沙汰は気になるが、自分の色恋沙汰を詮索されるのは嫌」だ。

私も人の色恋沙汰というかエロ話が大好きなので、どこかでエロトークが開催されていると聞きつけるや否や「話は聞かせてもらった」と窓から入って座に加わろうとする。

しかし、いざ自分にマイクが回ってくる段になると「お宝は確かにいただいた」というカードを残し、窓から消えているという、まさに「人の色恋沙汰は気になるが、自分の色恋沙汰を詮索されるのは嫌」な人間なのである。その件に関し、長年フェアではないなと思っていたのだが、良く考えたらそうでもないような気がしてきた。

大体自分の色恋沙汰を語る人間というのは、好きで、むしろノリノリで語っている。顔面に『SAW』に出てきたような逆トラバサミを装着させられているので、嫌々語っているという者は少数派だ。そういう人間が求めているのは、自分の恋愛話という懐から出した中トロに対し「実は自分も」と大トロを出し返されることではない。

「なんすか!?これ!中トロ?とりあえず写真撮ってインスタ上げてもいいすか!?」と、いいリアクションをしてくれる人間である。つまり、人の恋愛に対する対価は必ずしも自分の恋愛ではない。むしろ、自分の恋愛を語りたい人間には、人の恋愛話を聞くのが好きで自分の話はしない人間の方がマッチングしているし、ギブアンドテイクにもなっているのである。

女子会での格好の餌食
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カレー沢薫

「エッチはしたいが、付き合うのは嫌」。多かれ少なかれ誰もが抱える他人には打ち明けづらい虫のいい話。OL兼漫画家・コラムニストのカレー沢薫さんが挫折と諦めを肯定、それが正しいことだと示す当コラムで、スカッと爽快なメンタルヘルスを目指しま...もっと読む

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コメント

S5040mako このスタンスはわかりみしか無い 約2年前 replyretweetfavorite

marekingu #スマートニュース 約2年前 replyretweetfavorite

ADHD73888136 恋愛中の、IQ3程度のあまりにスイーツでくだらない話を聞かせるのはいかがなもんかと思ってたが、色々なところで需要があるんだな。 約2年前 replyretweetfavorite

kemosuke_026 ほんまこれ。 約2年前 replyretweetfavorite