やらない理由

セックスはしたいが、自分から積極的に誘うのは嫌

第22回は「セックス」ジレンマ。各メディアが「セックス特集」を夏の鉄板ネタとして取り上げるように、この連載でもついに取り上げるべき時期がやってきました。ひと昔前の“草食系”は、今や“アスパラベーコン巻き系”や“肉巻きおにぎり系”、“餃子系”に細分化され、もはや今回のテーマは男女共通のジレンマに。カレー沢薫氏の見解、永久保存です!

セックスに関する意思表示について

今回のテーマは「セックスはしたいが、自分から積極的に誘うのは嫌」だ。

したいぜ、セックス。

おそらく、そんなにしたくない人もいると思うが、そういうテーマなので、したくない人も今回はヤりたくてヤりたくて震える、ぐらいの気持ちで読んでほしい。

セックス、人類史始まって以来他の追随を許さない娯楽、ラスベガスであり、ディズニーランド、今風に言えばジャパリパーク、言えば言うほど怒られる率が上がるのでたとえはここまでにするが、とにかく楽しいことには違いないはずだ。

しかし「世の中にたえてセックスのなかりせば人の心はのどけからまし」と古今和歌集に描かれている?通り、「セックスさえなければこんなことには」みたいな気分で、荒野に立ち尽くすこともしばしばだ。つまり時として人はセックスに振り回され、消えぬ傷や黒歴史を背負ってしまうのである。

なぜ積極的に誘いたくないかというと、まず、恥ずかしいという気持ちがあるのではないか、女性の場合、女からこういうことを言うのははしたないのでは、という気持ちもあるのではないかと思う。日本人は諸外国に比べ、性に関してクローズ(不良がいっぱい出てこないほう)だと言われている。そしてセックスについてオープンに話し合えない関係はいいものではないとも言われている。

確かにセックスに関しはっきり意思表示できないのはよいことではないし、「察せ」としか思えない、中年の寝起きの視界のごときボヤけた性教育を子供にするのは、逆に奥ゆかしくない結果を生むだけだ。

“オープン”が招く悲劇
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カレー沢薫

「エッチはしたいが、付き合うのは嫌」。多かれ少なかれ誰もが抱える他人には打ち明けづらい虫のいい話。OL兼漫画家・コラムニストのカレー沢薫さんが挫折と諦めを肯定、それが正しいことだと示す当コラムで、スカッと爽快なメンタルヘルスを目指しま...もっと読む

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marekingu #スマートニュース 約2年前 replyretweetfavorite

ginka_k ありがたいお言葉 約2年前 replyretweetfavorite

ADHD73888136 人類史上答えが出なかった大問題が、かなり解決に近付いてるし「私は石原さとみじゃないから誘われないんだな」って納得できた素敵。 約2年前 replyretweetfavorite

hakku_ripuko 「察せ」は「言わなきゃわかんない」なのにミニスカ履いてたら触ってもいいっていう察知能力なんなん。 約2年前 replyretweetfavorite