もっと広く投資をしたいとき、どうすればいいの?

ひふみ投信のファンドマネージャー藤野英人さんによる株式投資入門。第7回目は、『四季報』で注目するといいキーワードや、50万円を5年で20億円にした人のお話です。「28歳の姪ユリコ」と「投資ファンドの運用担当をしている叔父」の物語形式でお楽しみください。

ファンドマネージャーの叔父のすすめで株式投資を始めてから半年が経ったユリコ。「まず3銘柄」を買い終えて市場での学びを得るうちに、もっと広い銘柄に目を向けたくなってきて、久しぶりに叔父のもとを訪ねます。そこで、以前は「見なくていい」と言われた『四季報』の活用法と、「日経新聞」電子版の購読をすすめられて……。

株を始めて半年が経ちました

ユリコ 叔父さん、久しぶりです〜!

叔父 おお、久しぶり。元気そうだね。投資の調子はどう?

ユリコ 「小さくゆっくり長く」のアドバイスに従って、半年かけて3銘柄を100株ずつ買いました。毎日ニュースを見るのも楽しくなりましたね。会社の決算による株価の変動も経験して、財務諸表の読み方も気になり始めたところです。他に、SNSで投資の話をしている人をフォローするアカウントも作りました。他の人がつぶやいている銘柄のことを調べたりするのも楽しいです。

叔父 うんうん、順調に学んでるようで何より。

ユリコ 今の私にはまだ早いとのはわかってますが、もう少し株のことを勉強して、より広い銘柄、「まだみんなが知らない、いい会社」に投資できるようになりたいと考えています。それでまた、話を聞きたいなと思ったんですけど……。

叔父 うんうん。今のところは買う銘柄を増やすのはおすすめしないけど、勉強熱心なのはいいことだね。今のユリコちゃんなら、そろそろ『四季報』を買ってもいいだろうね。

ユリコ あ! 四季報。前に叔父さんが少し話してくれましたよね。上場している会社すべての情報が載っている本。SNSでフォローしてる人たちが名前を出しているのも目にします。

叔父 年4回発行されるんだけど……新しいのは「夏号」だね(デスクから取り出す)。季節ごとに、春号、夏号、秋号、新春号が出る。

ユリコ 冬に出るからといって「冬号」じゃないんですね。

叔父 そう。「冬」って不景気をにおわすイメージがあるから、ゲン担ぎを大切にする投資業界では嫌われてるんだよね。だから、新春。

ユリコ おもしろいなあ。

四季報でまず見るべき箇所は「見出し」
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藤野英人

ひふみ投信のファンドマネージャー藤野英人さんによる、株式投資の入門連載です。投資には興味があるけど、どうやってはじめたらいいかわからない、というひとに向けての内容です。投資ファンドの運用担当をしている「叔父」が、姪の「ユリコ」に、投資...もっと読む

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dreamingjewels1 この記事は参考になった! 投資目的で四季報を見るときに注目するといい見出し。 ・絶好調 ・最高益 ・大幅増益 ・急拡大 ・上方修正 ・増配 1年以上前 replyretweetfavorite