もう一人の恋人から、「君と一緒に暮らしたい」と言われたら

複数の人と同時にそれぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイル「ポリアモリー」。ポリアモリー当事者のきのコさんは、男性Aさんと5年間同棲しながら、他の人ともお付き合いをしています。もし、Aさん以外の恋人から「きのコさんと一緒に暮らしたい」と言われたら、きのコさんは一体どうするのでしょうか?


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こんにちは、きのコです。

前回は、Aさんとの暮らしで、どういうときに幸せを感じるか、どういうときにケンカをしてどう解決しているのかについて、お伝えしました。

今回は、これまで同棲解消の話が出たことはないのか、そして、もしAさん以外の恋人から「きのコさんと一緒に暮らしたい」と言われた場合にはどうするのかについて、語ってみたいと思います。

Aさんとの同棲を解消するとき

Aさんと一緒に暮らして、はや5年目になります。すっかり落ち着いている私たちですが、ときには「二人ってすごく仲が良いけど、今まで同棲を解消する話が出たことってないの?」と質問されることもあります。

もし、同棲は解消する!となるなら、それはAさんが私に依存しなければ生きていけなくなったとき。とりわけ、Aさんが経済的に私に頼りきりになったら、Aさんも私も、人間としてダメになると考えています。

ちなみにお金のことについては、できるだけお互いの家計は分けています。家や水道・電気などは私名義の契約なので、一旦私が払ってから折半にしていますが、それ以外の携帯料金や交際費などは個人管理。二人でデートに出かけても、誕生日など特別な日を除けば支払いはワリカンです。

「自分で稼いだお金は自分の自由に使う。相手のお金の使い方に口を出さない」が基本なので、相手が趣味や他の人とのデートにどれだけお金をつぎ込んだとしても、お互い目くじら立てずにいられるのです。

また、家の物を買うときは、支払った人に所有権があるということにしています。ソファやテレビなど二人とも使う物をお金を出し合って買うときもあるのですが、その場合も所有権をどちらかに決めます。

そうでないと、万が一別々に暮らすことになったときに面倒だと思うからです。

Aさんと私の二人暮らしの中で、大切にしている考え方が一つあります。それは、「明日からでも別々に暮らせるような私たちでいよう」というものです。

逆説的なのですが、「明日から別々に暮らすことになっても、お互いに生きていけなくなったりしない」私たちだからこそ、お互いの意志として積極的に「一緒に暮らす」ということを選択している、と思えるのです。Aさんとの二人暮らしに関しては、「同棲しなくても大丈夫だけど、それでも同棲したいからする」というあり方でいたいと考えています。

具体的なことをいえば、私は仕事の都合で、いつ転勤になるか分かりません。国内ならまだしも、シンガポールやアメリカへ転勤という可能性も常にあるのです。

他の恋人から「一緒に暮らしたい」と言われたら

あるいは、ポリアモリーとして複数の人とお付き合いをしていくなかで、もしかしたらAさん以外の恋人から「きのコさんと一緒に暮らしたい」と言われることもあるかもしれません。こういう可能性についても、Aさんと私は時おり話し合ってみたりしています。考えられる選択肢は3つ、ですよね。

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わたし、恋人が2人います。

きのコ

「ポリアモリー」という言葉をご存じでしょうか? ポリアモリー(複数愛)とは、複数の人と同時に、それぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイルのことをいいます。浮気でも不倫でも二股でもない「誠実で正直な複数恋愛」とはどのようなものなの...もっと読む

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コメント

sasakinonoka ”同じマンション内に複数の部屋を借りて、それぞれのパートナーと暮らす” 長屋的発想、友達同士でも適用できそう 約3年前 replyretweetfavorite

kinoko1027 |きのコ @kinoko1027 |わたし、恋人が2人います。 #ポリアモリー https://t.co/fMtVm7P9LT 約3年前 replyretweetfavorite