まずは「孤独」と向き合う
今回のテーマは『一人の時間も欲しいが、ずっと一人は嫌』だ。
前にやったテーマ『寂しがり屋だが、人付き合いは嫌』や『結婚したいが、縛られるのは嫌』と盛大にかぶっているとしか思えないし、かぶっているからには、ボケ老人の如く同じ事を言ってしまうに決まっている。
だが、このように、ちょっと小手先だけ変えて何回も同じ題を出してしまうほどに「自由と孤独」というのは、我々にとって生涯かけて向かい合うべきテーマなのだ。
決して、担当がネタ切れを起こしているわけでも、そういうテーマのときはアクセスがいいからでもない、そう思わなければ、俺はこのダンビラを鞘(さや)に納めることができない。
人間誰でも自由に生きたい。そして一人が一番自由だ。しかし自由には責任が伴うと同時に、孤独もついて回るものである。つまり『一人の時間も欲しいが、ずっと一人は嫌』というのは「自由は欲しいが孤独にはなりたくない」ということである。
やはり、みんな孤独を恐れている、確かに孤独によって引き起こされる、寂しさや不安は万病の元だ。
だが焦ってはいけない、ひと時の寂しさから、元カレや元カノに「元気?」などと漠然としたLINEを送り、返信で「結婚しました」と写真を送りつけられている場合ではない、病(ビョウ)が深まるだけだ。孤独は怖い、しかしそれから逃げるのではなく、まずは、孤独を「HiGH&LOW」の「琥珀さん」のように「孤独さん…!」と呼び、向き合うことで恐怖は軽減されるのではないだろうか。
まず「孤独」とはどういう状態か、テーマどおり「一人」のことだろうか、それは違う。
私など、中学生の時マジで友達がおらず、休み時間、机に突っ伏して寝たフリをしたり、無意味に手を洗ったり、水を飲んだりしていた、休み時間はたかが10分であるにも関わらず永遠のように感じられたし、それはもう孤独だった、今も会社では、私以外の女子社員がランチに行っていたりするのを尻目にソシャゲをやっている。昔ほどではないが、まあ孤独である。
つまり、クラスや会社という物に所属し、周りに人がいても孤独なのである。
片や、部屋で一人、Pixivで推しキャラの「ブックマーク1000user入り」イラストや漫画を見ている時に「孤独だ……」などと思ったことは一度たりともない。
「孤独」と「不便」の見極め
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