やらない理由

SNSに「いいね!」してほしいが、「いいね!」するのは嫌

第10回は「嫉妬」ジレンマ。こっちが落ち込んでるときに限って、友人のSNSがキラキラと充実感たっぷりの模様をお届けしてくる。それを素直に「いいね!」できない自分にじめ〜っと嫌な感情が沸き起こる。なのにSNSを見てしまう。こんな、負のスパイラルに陥った経験はありませんか? カレー沢薫氏がこのモヤモヤを一刀両断!

「いいね!」できない理由は大きく2つ

今回のテーマは『SNSに「いいね!」してほしいが、「いいね!」するのは嫌』だ。突然ミクロな話だ。「そのぐらいしたれや」と思うだろう、その通りだ。

SNS上の「いいね!」は、いわば心の乳首の押し合い、お互い精神的性感帯を押し合って気持ちよくなろうぜ、という互助会みたいなものだ。しかも金や時間がかかるわけでもない。タダでラリれるというなら、そりゃドンドン押すべきだろう。
だが、貴様は押したくないと言う、誰だか知らんが押したくないと言う。

これは押したくない理由にもよる。ただめんどうくさくて押したくない、自分が押さなくても誰か押すからいいだろ、という理由なら互助会員失格である。
自分だけ気持ちよければいいという、マグロ野郎の如き思想、即刻楽園追放だ。
ただちに猛省、悔い改め、今度から、加藤鷹ばりの指テクで相手の「いいね!」を押すように心がけよう。

しかし、「いいね!」を押せないのには他にも理由がある。「いいね過ぎていいねできない」のだ。
待ちに待った日曜、朝7時前に爽快に起床、と思ったら夜7時であることが判明した上、破壊神の鉄拳に顔面を砕かれた(サザエのじゃんけんに負けた)という状況で、知人がアップした「グレード高めのメンズに囲まれたBBQ写真」に「いいね!」ができるだろうか。

SNSの「いいね!」というのは、相手の投稿が「いいね!」であればあるほど、こちらの感情は「いいね」→「よかったね」→「そいつぁよござんしたな」→「いいか?」と反比例して下がっていく。
つまり嫉妬で「いいね!」できないのだ。

親しい友人にさえ抱いてしまう「嫉妬心」
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カレー沢薫

「エッチはしたいが、付き合うのは嫌」。多かれ少なかれ誰もが抱える他人には打ち明けづらい虫のいい話。OL兼漫画家・コラムニストのカレー沢薫さんが挫折と諦めを肯定、それが正しいことだと示す当コラムで、スカッと爽快なメンタルヘルスを目指しま...もっと読む

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コメント

pants_energy  メンのヘルスに大変良いコラム。この記事は今有料だけど課金する価値はメッチャあるし、最新話は一週間無料だよ 約2年前 replyretweetfavorite

tynith ここまでくるとSNSから離れることも必要なんだろうな。 2年以上前 replyretweetfavorite

marekingu #スマートニュース 2年以上前 replyretweetfavorite

potiko_03 再掲 何故かBBS世代にはSNSの「いいね!」の良さがわかりません。 https://t.co/Cy9Id2iLib 2年以上前 replyretweetfavorite