日本3大素麺は、三輪そうめん、揖保乃糸、そして……?

病床の池崎のもとにやってきた訪問者は高畑だった。高畑の目的はなんなのかわからないまま、3人で行動を共にすることになった小豆島3日目は、とても不思議な旅路になりそうです。

食中毒で1日だけ入院していた池崎の元にあらわれた高畑は、見舞いだといって花束を持ってきた。

私と池崎の関係に気づいた高畑が、なんの目的もなく、ここに来るわけがない。ユウカは、高畑が池崎に何を言うかわからないので、とりあえず高畑を病室から連れ出すことにした。

「わたし、ちょっと水買ってくる」

病室を出て行こうとして、その途中でボーッと立っていた高畑の足を思いっきりユウカは踏んだ。すぐに視線で「そのまま騒がずに私についてきなさい」と高畑に伝える。高畑は足を痛そうにしていたが、「あ、僕もコーヒー飲みたいので一緒に行きます」と病室の外に連れ出すことに成功した。

自販機の置いてある休憩スペースで、ユウカは高畑に詰め寄った。

「高畑さん、どういうつもり? 突然小豆島にやってきて、そのうえ、病院にまでくるなんておかしいんじゃない? なんで病院にきたのよ?」

「え、何でって、決まってるじゃないか。彼のお見舞いだよ」

「ほんっとに信じられない。それだけが目的じゃないでしょう?」

「ほんとにそれだけなんだけど……」

「もう!」

ことの真偽はわからないが、病室を離れる時間が不自然に長過ぎると池崎が怪しむだろう。「彼に変なこと言わないでよ」とだけ言うとユウカは足早に病室に戻った。時間差で高畑も病室に戻って来る。

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結婚できない2.0〜百鳥ユウカの婚活日記〜

菅沙絵

友人たちが彼女につけたあだ名は「レジェンド・ユウカ」。結婚市場に残された最後の掘り出し物という意味らしいが、たぶん揶揄する意味もある。妥協を知らない女が最後にどんな男と結婚をするのか、既婚の友人たちは全員興味深げにユウカさんを見ていた...もっと読む

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shizu8sisiy  あらぁ ユウカさん…… 8日前 replyretweetfavorite