やらない理由

好かれるのはいいが、振り向かせる努力をするのは嫌

第9回は「好かれたい」ジレンマ。いい印象を持っている相手に好意を向けられることはうれしくても、相手の気持ちが皆目見当つかないところからあの手この手で努力し振り向かせるのはとても苦手。性別や年齢問わずにやってくるこのジレンマにカレー沢薫氏が向き合います。努力は果たして必要なのか? 今週も心晴れ晴れ!


答えのない戦いに挑むということ

今回のテーマは『好かれるのはいいが、振り向かせる努力をするのは嫌』。
みんな、意中の相手に好かれるために努力したことがあるか?
あるとしたら、何をしたのだろう。

我々が縄文人だったなら、相手の前で遠くに石を投げるとか、犬だったらケツの匂いを嗅ぐとか、明確なアンサーがあるだろう。しかし、現代においてはどれも違うし、場合によっては逮捕もありえる。
だが、これらも完全に不正解とは言えないのだ、「雄たけびを上げながら石を遠くに投げる新婦に新郎が一目ぼれ」とか「初対面で新郎が新婦のケツの匂いを嗅いだのがきっかけで交際がはじまり」というエピソードが紹介される披露宴だってなくはない。

つまり「人が人に好かれるための努力」というのは答えがないのだ。
よって「好きな人を振り向かせる努力」というのは「それが正しいかどうかもわからない努力」であり、間違っている可能性も大いにあるのだ。
この時点で「うさぎ飛び」や「練習中水禁止」と同カテゴリである。21世紀に生きる我々のすることではない。

また、好きな相手に対し、アプローチができないのは、ヘタレだからではない、防衛力、分析力、想像力が卓越しているのだ。出会って4秒で求愛ダンスなんて鳥以下である、アプローチするにもまず「相手はダンスが好きなほうか、テクノかヒップホップか」等の状況分析が必要だ。

「状況分析」が必要な理由
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カレー沢薫

「エッチはしたいが、付き合うのは嫌」。多かれ少なかれ誰もが抱える他人には打ち明けづらい虫のいい話。OL兼漫画家・コラムニストのカレー沢薫さんが挫折と諦めを肯定、それが正しいことだと示す当コラムで、スカッと爽快なメンタルヘルスを目指しま...もっと読む

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コメント

yukarisa 今はネットがあるから便利だよね。勉強できて。。 https://t.co/TCCHx4oPU1 https://t.co/RYcNS8dfZY 2年以上前 replyretweetfavorite

meme_TW カレー沢女史のコラムはいつもキレッキレだが、これは特に大切な事を語っているので読むべし。 2年以上前 replyretweetfavorite

chipapupupu https://t.co/O3K2nffwM2 2年以上前 replyretweetfavorite

ass07896878 https://t.co/PhTsmFh7uq 2年以上前 replyretweetfavorite