渡辺由佳里
アメリカで流行の出会い系アプリ! キャリア女性に大人気の理由は?
今やネットでの出会いは珍しくないどころか、主流になってきつつある昨今。アメリカでは、一晩の出会いをうながすTinderよりも、とあるデートアプリが女性に流行っているそうです。
アメリカ在住の作家・渡辺由佳里さんが、娘さんの友人を通じて、アメリカの恋愛事情をお伝えします。
Tinderはワンナイト、CMBはおつきあいのためのアプリ
24歳になった娘には、幼稚園の頃からの親友が何人かいる。
わが家に遊びに来ていて、私ともざっくばらんに話をする仲だ。
そのひとり(ここではAと呼んでおく)が、先日娘と一緒に遊びに来た。みなイギリス文学のファンなのでイギリスの朝食風のブランチを作って5時間ほどおしゃべりを楽しんだ。
話題は英文学の古典から歴史ロマンス小説に飛び火し、恋愛観から現代若者のデート習慣に移った。
高校時代から同じボーイフレンドとつきあっている娘はこの分野に疎いので、恋愛経験が豊富なAに「どうやって出会うの?」と尋ねてみた。
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この連載について
渡辺由佳里
「アメリカンドリーム」という言葉、最近聞かなくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。本連載では、アメリカ在住で幅広い分野で活動されている渡辺由佳里さんが、そんなアメリカンドリームが現在どんなかたちで実現しているのか、を始めとした...もっと読む
著者プロフィール
エッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家。助産師、日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、1995年よりアメリカ在住。
ニューズウィーク日本版に「ベストセラーからアメリカを読む」、ほかにFINDERSなどでアメリカの文化や政治経済に関するエッセイを長期にわたり連載している。また自身でブログ「洋書ファンクラブ」を主幹。年間200冊以上読破する洋書の中からこれはというものを読者に向けて発信し、多くの出版関係者が選書の参考にするほど高い評価を得ている。
2001年に小説『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞。著書に『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(亜紀書房)、『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社)などがある。翻訳には、レベッカ・ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば』(岩波書店)、糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社、日経ビジネス人文庫)、マリア・V スナイダー『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)、がある。