人生っていろんな嫌なことが起こりますよね。
なんで私が……!!!?
みたいなアンラッキーな出来事は、どんなに注意しても、どんなに用意しても、たま——に起きてしまいます。
それは、悲劇的な事故だったり、人との別れだったり、裏切りだったり、はたまた病気だったりだとか、人によって形は様々です。
しかし、こんな不幸な出来事は、ある意味「気づき」を与えてくれます。
何度も何度も同じことを繰り返してしまうのならば、それは過去の経験から何も学んでいない証拠です。
例えば、いつも同じような悪い人に騙され、ひどい目にあっている人はいませんでしょうか。もしもそうだったならば、そこには必ず何か理由があるはずです。
幼少期にお父さんが出て行ってしまった女の子は、大きくなってもまだお父さんの代わりを探しています。今度こそ、この人がずっと一緒にいてくれるんじゃないかって、そんなことを思って、とっかえひっかえ男性とパコってしまいます。でも、どんなに尽くしても、いつも男性たちは彼女のもとを去っていきます。
なぜなら、お父さんは世界でたった一人だけで、パコッた男性たちは彼女のお父さんではないからです。そんなことを求められても重すぎて抱えられません。
こんな風に、その理由に気づき、目覚めなければまた同じことは繰り返されます。
絶望に打ちのめされ、そこで腐って生きていくほうが、実は絶望から立ち上がるよりもずっと簡単です。しかし、自分を不幸だと思ってめそめそ泣いてるだけでは、人生がもったいないです。なので、何か悲しい出来事が起こった時には、
これは自分に何を教えようとしているのだろう
と考えてみてください。
自分がかわいそうだと、ドラマのヒロインのように悲劇に酔っている場合ではありません。世界のどこかで、きっとあなたを待っていてくれる人がいるはずです。
そのためには、立ち上がらなければいけません。
陽太「これは何を教えようとしているのだろう……」
陽太はつぶやきました。
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