(C)羽海野チカ/白泉社
「私も同じこと悩んでました、中学校のころ☆」
― 羽海野先生のツイッターがホント好きなんですよ。
羽海野 ありがとうございます。ネームやってると頭がすごい動いてるから、開けちゃいけない箱をどんどん……マンガの箱も開けなきゃいけないんですけど、自分の箱も開いてっちゃって収拾つかなくなるんですよ。パーテーション分けされてないので全部開いちゃって、それで暗いことワーッと書き出して。「あ、ごめんなさいファンの人がこれ見たら嫌かな」と思っていたのですが。みんな出勤するときに「羽海野さん夕べどうだったかな」ってツイッターを見て、暗いこといっぱい書いてあると「おっ、あるある!」って。「出勤のとき楽しく読んでるから気にしないで☆」ってみんなに言われて。「ほほう、またやってるなって思ってホッコリしながら出勤してます」って結構な人数の人に言われて恥ずかしくて
—— つまり、そういう部分もちゃんと受け入れられたわけですよね。
羽海野 そうなんです。だから、あのときと同じだわと思って。私はやっちゃったと思ってたんだけど、ファンの人は「おもろいとか言ってごめんなさい」とか言って。
—— 「羽海野先生、相変わらずだな」っていう。
羽海野 あと、「先生わかります、私も同じこと悩んでました、中学校のころ☆」とか。
—— ダハハハハ! いくつだと思ってんだっていう。
羽海野 だから「みんなふつう中学校で考えるのやめるところを、いまもそんなに丹念に考えちゃってるんですね、もういいんですよ」って言われて。カウンセラーが増えている(笑)。あれはありがたいですね。突き放すでもなく、「先生、もういいんですよ、大丈夫」って言っていただけると……。
人に好かれたいと思っている一生