出会いから20年、彼女はより美しくなった
「人生で出会った美しい女性のトップファイブ」を考えたとき、37年の人生で常にリストに存在しているのが、高校生の時に出会った生井理恵さんだ。出会いはもう20年も前のことになるけれど、一目惚れとかそんなんじゃなくて、というかそんなことを想像するにも至らないくらい、とにかく美しい人がそこに存在していた。住んでいる場所が近かったとか、そんな薄い共通点を話しても大して盛り上げられず、横目でちらちら見るのが精一杯だった。
再会したのは4年前。高校生時分遊んでいた友人たちで行われた飲み会の席だった。生井さんは野菜ソムリエになったという。「野菜ソムリエなんです」という言葉に屈託がない。どう反応していいかわからず「すごいですね。世界で二番目におしゃれなお仕事ですね」と答えた。生井さんは「じゃあ一番はなんですか?」と笑いながら聞いてきた。僕が苦し紛れに「……ソムリエです」と答えると、やっぱり生井さんは屈託なく笑ってくれた。
今回撮影に立ち会わせてもらい、4年ぶりにまた生井さんと再会した。結婚して、お子さんも二人生まれ、旦那様と4人幸せに暮らしているという。以前、旦那様に「だれのお陰で飯食えてるんだ!」って言われたそうだ。今どきあまり褒められたセリフではないけれど、仕事やら何やらで疲れて出てしまったのかもしれない。しかしそれに対して生井さんは「だれが飯にしてやってると思ってるんだ!」と答えた。屈託がない。それで旦那様はなにも言えなくなってしまったそうだ。
トップファイブを考えてしまうような人間は、まずロクなもんじゃない。そんなロクでもない僕が考えた美しい人トップファイブは、感情や思い入れを抜きにして外見のみで考えたと断言できる。けれど、この生井さんの屈託の無さが、彼女の美しさを際立たせているんじゃないかと思った。20年経っても僕は世を拗ねて生きていたのに、20年経っても屈託がない生井さんはより美しくなっていた。僕もこの美しい生き方を見習いたいと初めて思えた。
<次回は2日後、4月7日(金)更新予定>
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