心が動いた出来事を表す言葉を探している
かっぴー 落合さんは、自分は何が得意だと思いますか?
落合 物事の抽象化、ですね。コンテンツがいくつか並んでたらメディアがなにかわかるなど、複数の物事の共通点を見つけて、まとめるのが得意なんです。
かっぴー それって、何歳くらいのときに気づいたんですか?
落合 中1くらいですね。
かっぴー 早い!
落合 人より何が得意かって、大学のときにも考えたんですよ。その結果、抽象化とエンジニアリングが得意だなと。さらに、もともと美術が好きで、エモさを汲み出すのが得意。エモくて、テックで、抽象的なものといえばメディアアートだなと思い、メディアアーティストになることにしたんです。
でも、広告もじつはこの3つの組み合わせでできるから、大学2年くらいまで広告代理店に行こうとも思ってたんですよ。
かっぴー そうだったんですね!
落合 だから、『左ききのエレン』の光一(主人公の一人・広告代理店勤務のデザイナー)の気持ちもわかります。でも学生のうちから広告代理店の人と仕事をする機会があったので、ここに自分の求めるクリエイティブはないかもな、と思って。なんとなく就職のチャンスを逃すうちに博士になって、そのまま大学教員になりました(笑)。かっぴーさんは、自分は何が得意だと思いますか?