こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
慌ただしい年末が終わり、新しい2017年という聞きなれない年がやってきました。2017という数字は素数です。素数は「1とその数自体以外に約数を持たない整数」と定義されますが、「素数」を見ると、私の理系脳は「素数は無限に存在する」というユークリッドが背理法で証明した定理を思い出します。証明しなくても、数自体が無限に存在するのだから当たり前だという気もしますが、とかく科学というものは懐疑的な側面も持っているのです。
その一方で、私の文系脳は2017を見るにつけ、なんとなくとげとげとした、角ばったソリッドな、硬質なもののような気持ちになります。2017年はなんとも言えない、割り切れない硬質な年になるのかもしれません。
さて、この年末年始は色んなことがありました。私は風邪をひき実家にも帰らずずっと病床に臥せっておりまして、体はしんどかったのですが暇だったのでネットにテレビにとずっと受動的な情報収集(という名のただの流し見)をしておりました。
国民的アイドルのSMAPは解散した12/31、知人が教えてくれたのですが六本木で打ち上げ焼き肉パーティーをしていたそうです(ネットニュースにも出ています)。紅白歌合戦も視聴率を回復させるためのしかけがずいぶん増え、60歳代以降しか全盛期を知らないような歌手は単体で出さないようにしたようですね。タモリとマツコ・デラックスの謎の登場もありました。あれほど栄華を誇ったSMAPも紅白も、もはや過去のものとなろうとして居るのですね。まったく、栄枯盛衰、諸行無常を感じるところです。
いったい今年はどんな年になるのでしょうか。そう考えたときに真っ先に考えるのは、去年一年のこと。
前回記事では一年間のニュースをまとめました。しかし、去年の年末には、こんなことになると誰が予想していたでしょうか?
つまりは、清原が覚せい剤で逮捕され、大地震が熊本で起き、ノーベル賞を「ふつうの隣のおじさん」が取り、アメリカ大統領選に相当スケベなおじさんが当選し、大火事が起こる、という予想です。
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