ライバルは漫才と江戸落語 スター発掘が最後の使命だ
かつら・ぶんし/1943年7月生まれ。関西大学在学中に桂小文枝(故・五代目桂文枝)に入門。81年、創作落語グループ、落語現在派を旗揚げし、現在まで220以上の作品を発表。2003年上方落語協会会長に就任。06年秋、紫綬褒章を受章。07年菊池寛賞を受賞。
東京は四つの定席が戦災に遭わずに残ったんですけど、大阪は戦争で全て焼失してしまいました。戦後、上方落語が漫才に押されてしまったのは、寄席がなくなったことも大きく影響しているんじゃないでしょうか。