『彼女のいる彼氏』はアラサー女子元気づけコンテンツ
矢島 『ROLA』に初めてマンガの持ち込みをしたとき、編集の方に「ギャグマンガは向いてない、つまんない」って一蹴されて(笑)。
かっぴー えー、ひどい!(笑)
矢島 「ギャグマンガよりも、勤めていた会社の文化とかをみんな見てみたいと思うから、自分の経験をもとに描いてみたら」ってアドバイスをもらったんです。私は会社の中にいたから、周りからそんなふうに思われてるなんて全然知らなかったんですよ。それで、自分のいた会社や経験をベースにした『彼女のいる彼氏』を描き始めました。
かっぴー 編集者の方の意見、よかったですね。だってサイバーエージェントって、たぶんみんながいま一番見たい会社じゃないですか。前職の人から「私もマンガに登場させて!」とか言われないですか?
矢島 言われますね!(笑)
かっぴー 僕は周りから「出したら殺す」って言われるんだけど、この違いは何だろう(笑)。で、僕も矢島さんも今は自分の経験をもとに描いてるわけですけど、矢島さんは今後「こういう作品を描きたい」とかあるんですか?
矢島 やっぱり一番は、アラサー女子を元気づけるコンテンツを作っていきたいんですよね。『彼女のいる彼氏』もそれなんですけど。
かっぴー アラサー女子を元気にしたいんですか。
矢島 アラサー女子ってどうしても周りからあせらされがちな存在なんですけど、ちゃんと「自分はこうだ」っていう芯みたいなのがあれば、あせらなくても済むんだろうなと思ってて。たとえば恋愛で痛い目みたとしても、それで結果的に女性としての自尊心が高まってたら、その後に活かせるはずなんですよ。そういうことをマンガの中で描ければいいなって思うんです。
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