アンケート集まりました
アライ というわけで、アンケート集まりました。15人の映像、web、出版、ゲーム制作者関係のみなさんにプロデューサーについていろいろ聞いてみましたよ。
レイズナ プロデューサーと聞いてぱっと思い浮かぶ人名としては、鈴木敏夫と土屋敏男を上げるひとが多いですね。〈はじめて「プロデューサー」という存在を意識したのが電波少年だったような気がします〉とオグマナオトさん(フリーライター 35歳男性)が言ってましたけど、僕も最初に意識したのがTプロデューサーこと土屋さんです。
アライ プロデューサーのイメージとして〈登場時にダースベーダーのテーマが流れる〉(藤井麻男/Webプロデューサー 32歳男性)って回答もありました。西崎義展も多いな。『宇宙戦艦ヤマト』の。懐かしい。あと、尊敬するプロデューサーとしてキングレコードの大月俊倫さんを複数名があげてるのが目立ちました。
レイズナ 『アニメプロデューサーの仕事論』(キネマ旬報社)という本で印象的だったのが、〈大月さんが主語じゃない言葉が出た時、つまり『会社が~』とか、『スポンサーが~』といった言葉が出た時、『エヴァ』の制作はその場でやめる」と。(略)その時にあらゆる逃げ場を絶たれましたよね。「テレビ局がこう言っています」「広告代理店がこう言ってます」っていう手段は使えなくなった。まぁ、それでいいんですけどね。だって、それは僕が言ってることではない。それを言った瞬間に、僕は伝書バトになってしまうわけです。それはもはやプロデューサーではない〉という話。
アライ 他人のせいにしない、すばらしい。
レイズナ プロデューサーに必要な資質として〈前例主義や会社の判断といった他人のせいにする文言に頼らずに、自分の言葉で現場と話ができること〉と、漫画家の小沢高広さん(漫画家うめ/男性)も言っていますけど、逃げない、ちゃんと責任を取るということがプロデューサーに求められている資質なんでしょうか。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。