下田美咲
彼氏を尊敬したことなんて一度もない
付き合う相手に求める条件は人によってさまざまですが、「尊敬できること」「価値観が合うこと」をあげる人は多いのではないでしょうか。でも、下田美咲さんは、彼氏を尊敬したことなんて一度もなく、価値観が合うかどうかも気にしたことがないと言います。それはなぜなのでしょうか?
10代の頃から身体をはって愛と契について研究してきた下田美咲さんが、男性に対して「一目置いた」「惚れた」と感じたエピソードを中心に、下田さんのユニークな持論を展開していく本連載。今回のテーマは「恋人選びの条件」です。
恋人選びの条件の話題になったとき、「彼氏にするなら価値観が合う人がいい」「尊敬できない相手とは付き合えない」と語る女の人は多い。
しかし、私は過去に、恋人のことを尊敬していたことなど一度もない。 価値観が合う合わないも、どうでもいいと思っている。元カレたちと私の価値観が合っていたのかズレていたのかどうかも分からないほど、気にしたことがない。そこには本当に興味がない。
一緒に仕事をするのであれば、価値観は合っていた方がいいし(そうでないと、すり合わせなければいけない局面が多々出てくるから大変)、たとえば、上司や先輩のような、こちらがその人の傘下に入って活動する間柄であれば、従わなければいけない相手のことは尊敬できないとキツいから尊敬できる人を選びたいなと思うけれど、恋人という間柄においては、価値観の一致や尊敬が必要になってくる場面がないじゃん、と思う。
だって私は、恋人とは語り合わないから。お食事デートもしないし、お出かけもしないから。
「あなたとしかできないこと」をしたい
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この連載について
下田美咲
下田美咲さんという女性をご存じでしょうか。13歳からモデルをしながらも事務所には所属せず、自宅の車を宣伝カーに改造してゲリラパフォーマンスを行ったり、「飲み会コール動画」などのオリジナル動画を180本以上手がけてYouTubeにアップ...もっと読む
著者プロフィール
1989年生まれのエッセイスト。タレントとして活動していた27歳の時に、出会って3ヶ月の当時ホストだった男性からプロポーズを受け、スピード結婚。妻や母としての生活を満喫したいという気持ちから、結婚を機にエッセイストに転身し、28歳で第一子を出産。
元々は21歳のときに自身が企画・撮影・編集・演出・監督を務める下田美咲の動画プロジェクトをスタートしたところ、YouTubeで当時としては異例の1000万回再生突破し、「コールの盛り上げ女王」として注目されて世に出た。
現在はcakesの「下田美咲の口説き方」や、noteにてセルフ企画のエッセイやコラムを多数執筆していて、「身も蓋もない話。〜新婚生活&子育ての記録〜」や「スマホから贈る言葉」など、複数のマガジンを毎日更新中。赤裸々すぎると話題。
また、お悩み解決のスペシャリストとしても人気。cakesで連載していた小説「人生の作戦会議!」は毎回ランキング上位を獲得し書籍化された他、現在はオンラインサロン「下田美咲サロン〜人生を動かす目からウロコ〜」のオーナーとして、メンバーから寄せられるオールジャンルの相談に直接対応している。
その常識にとらわれない価値観が10〜40代の女性から支持されていて、著書に『生きてるだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案』(竹書房)、『新型ぶりっ子のススメ 彼に恋させる、計算ずくの恋愛戦略』(KADOKAWA)、『そうだ、結婚しよう。 愛されつづける非常識のススメ』(毎日新聞出版)、『私に都合のいい人生を作る』(大和書房)、『人生の作戦会議!』(幻冬舎)がある。