雨月メッツェンバウム次郎
なぜ女はすぐ付き合いたがり、なぜ男は付き合いたがらないのか
男・女が付き合うのは魔法にかかるようなもの。魔法であるからには、それは必ずいつか解けてしまいます。魔法が解けたら、別れるという選択肢もありますが、多くのカップルは惰性と以前に交わした約束を理由に関係を解消せずに付き合い続けます。そして、ただひとつそんな状況を変えるために、ある行為に走るのです。人はそれを“浮気”と呼びます。
こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
梅雨も終わりかけになりましたね。梅雨の次は夏ですが、そのまま猛暑、夏の終わりと台風、そして初秋、名月をみて晩秋と季節は変わっていきます。長短はあれど決して順番が逆転したり、どれかが無くなったりすることのない固定された四季です。なのに、我々日本人は(あるいは日本で暮らす人々は)「季節がうつろふ」と言って無常を感じるのです。不思議なことです。また来年も同じ季節はやって来るのにね。うつろふ、には花が散るという意味もありますが。よっぽど人の心のほうがうつろひやすい、そう思うのは私だけでしょうか。
今回は男女が「付き合う」という現象について考えてみたいと思います。本記事での「付き合う」はあくまで結婚前の男女間のそれなりに縛られた交際について、としましょう。
先日、ある親しい女性と食事をしていた時のこと。西麻布の薄暗いイタリアンの名店で、我々は遅めのランチをしておりました。
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この連載について
雨月メッツェンバウム次郎
高学歴エリート集団だと思われがちな外科医の世界は、実は、毎日人を切り刻んでる特殊な世界です。現役医師が語る外科医の世界は、とっても不思議な世界。毎日、さまざまな患者さんと接し、手術をするなかで感じたことを、ありのままに語ります。not...もっと読む
著者プロフィール
雨月 メッツェンバウム次郎。アラサーの現役外科医。既婚。某国立大学医学部卒業後、外科医として働く。ほぼ毎日手術があり、年間200件近く参加する傍ら、年に1, 2回は海外学会へ、年に7回は国内の学会へ自腹で行く。 ツイッターでも呟いています。twitter @ugetsujiro noteでも書いてます。「cakes連載記事、あそこには書けないウラ話」https://note.com/drdolittle/m/m15f589680155