週刊ダイヤモンド
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第1回】崖っぷちに立たされた50代
大企業に就職したものの、約束されていたはずの終身雇用は崩壊。年金受給は遠ざかり、社会保障費の負担だけは増える。そうした苦難を抱え込む不遇の50代の今を探った。
「会社は今でも大好きですよ。愛着はあります。ただあの状況では、誰かが人柱にならなければ会社は持たなかったでしょうから」
そう言って唇をかんだ田村幸一さん(仮名・51歳)は、昨年9月末、シャープを希望退職した。
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この連載について
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順風満帆なサラリーマン人生を送り、老後は優雅に第二の人生を楽しむ──。少子高齢化や財政悪化が猛スピードで進み、国の姿が大きく変わる中で、そうした人生は限られた“世代”にしかかなわぬ夢となりつつある。これからの人生で、あなたの世代は逃げ...もっと読む
著者プロフィール
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