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今年31歳になる。
そうこうする間に、まわりも転職、転勤、結婚、出産、離婚……とそれぞれの道をゆき、環境もガラリと変わった。
あんなにワイワイ過ごした多くの友人達とも、いつの間にか疎遠になってしまった。ママ友はいるけど、こうやって年を取るたびに、新たな出会いと別れがあり、気の置ける友人が少しずつ、減っていくのかナ?
……かナ?
なんつってー! である。
不思議なことに、生まれてこのかたデフォルトで友達が少ない。
結婚出産経たこと関係ない。
なんならママ友もいない。
胸を張って安定して友達が少なーい!
この連載の読者の方々の中にはメンヘラの方とそうでない方がいらっしゃると思いますが、前者の仲間たちはきっとここまで読んでホッとしたであろう。なぜなら君たちも女友達が激少ないであろうから!かといって寂しいもの同士集まろ〜と、メンヘラと友達になる気なんてさらさらないのが我々。
今日は女友達が少ないことに悩みあがいて、最終的に一周回った、私の答えをお伝えします。
メンヘラ上京物語
名古屋の大学を卒業した私は、就職のため上京した。 憧れの吉祥寺に引っ越し、新橋の会社に通い始めると、知り合いがあまりに少ない、それに反して人間があまりにも多い、東京という巨大な敵にやられた。 このとき、東京にいる友達は、高校の同級生1人。
孤独で孤独で孤独で孤独で恐い。一刻も早くこの、一本の糸で宙にぶらさがったミノ虫のような覚束ない状況から、蜘蛛の巣を張り巡らせ、安心できる城を作らねば!!!!!!!!!!!
〈作戦〉
イベント・クラブなどにいき、飲み会にでまくり、フェスやパーティーを企画したりしてみる。そこで声をかけまくってみる。ルームシェアしてみる。
〈結果〉
数年後、友人がめちゃくちゃ増えた!!!!!!!!!!!!!!!!?
※Facebookのフレンズ数1000人強
友人が増えた。ただ、どんな友人かというと、そのほとんどがFacebookのフレンド的な友人だ。つまり、実際に会ったことはあるけれど、その人がどんな学生時代を過ごしたのか、どんな音楽を愛するのか、どんな家族観を持ってるか、まったく知らないようなライトな“友人”が激増したのだった。
ただ、まったく興味も持てないどうでもいい友人が増えるだけなら、まだ良かった。ライトな“友人”が増えた分、そのなかには性格が合うとか合わないとか、そういうレベルではない極悪非道なメーンも存在していた。
具体的には、クズ、ウソつき、お金に汚い泥棒紛いなどなど……「人がゴミのようだ!」どころか、どこからどう見てもゴミそのものでありこの再生可能エネルギーの時代において絶対に再生なんかさせるものかと永久遺棄したいタイプの生ゴミ。
「クリリンのことか——!」と思ったアナタ。いくらなんでも友人に対して言い過ぎじゃないか、と怒りに震える拳をどうかおろしていただきたい。込み入った話を聞いた人は、みな口をそろえてこういうのだ。「死ねばいいのに」と。 そしてライトなフレンドには、そのライトさ故に、残念ながらそんな風に思っても心は傷まないのである。
ここですこし話を戻そう。 メンヘラは女友達が少ない。それはそもそもなぜか?それについて触れなきゃ!