■映画鑑賞の最大の敵、それは尿意。
『レヴェナント』の試写会にうまいことまぎれこませていただきました。賞とかとっちゃったから一気に混雑したみたいです。試写会の席を確保したものの案内のおねえさんが「この作品は二時間半の上映となります」って言い出したので血の気が引きました。
映画鑑賞の最大の敵、それは尿意。皆さんはどうか知りませんが僕は新陳代謝が高いのか水分採ってなくても約二時間でそれがやってきます。二時間半はまずい。そんな事ならもっと前から水分補給をしなかったのに……という感じで上映スタート。
レヴェナントは予告編を、確か『残穢』の時に見て「あっこれ面白いやつだ、試写会あったら行かせてもらえるか訊いてみよう」と思ったのですが、期待通り良かったです。監督が『バベル』の人だと気づいてなお良かったです。『バベル』好きなんですよ僕。あの絵面ですっかりハード系の俳優となったディカプリオが動き回るの嬉しい。
■ライフルでグリズリーとタイマン
関係ありませんがディカプリオは異常に煙草の吸い方がかっこいい。喫煙シーンすら問題視される昨今において俺は喫煙者だぞという自己主張を感じる凄まじい吸い方をいろんな映画でしています。今回はトム・ハーディに全部喫煙シーン取られてましたけど、煙草吸ってる場合じゃない。
冒頭でめちゃくちゃ人が死んで、先ごめ式のライフルより弓矢の方が圧倒的に強いみたいになってるんですが、その頼りないライフルでグリズリーとタイマンですよ。入江無一かよ。というか銃+ナイフ使っても全身ボッコボコにされて足も折られてってなっちゃうんですけど、グリズリー、フゴフゴ言いながらブルブル全身を震わせてのしかかってきてホント怖い。熊を倒すとか常人には無理。圧倒的パワーの塊、それが熊。あの戦闘に特化してなくて突然舐めたりのしかかって投げたりしてくるの獣って感じでホント怖い。それを倒しちゃうヒュー・グラスさんも凄いですけど。
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