「創造的破壊」「イノベーション」などの言葉で知られるオーストリア帝国出身のJ.A.シュンペーター(1883~1950年)と、ケインズ経済学の創始者である英国生まれのJ.M.ケインズ(1883~1946年)。20世紀を代表する経済学者だが、その関係は少々複雑だ。
【 第5回】哲学者を挟み浮かび上がる 二大経済学者の意外な接点
2016年3月24日
シュンペーターとケインズは、周囲からライバルと目されていたが、実際の接点はない。しかし、天才哲学者ウィトゲンシュタインを挟むと、2人の意外なつながりが浮かび上がる。
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ばっちりつかむ経済思想
現在の経済学を深く理解するには、その背景を知ることである。『これならわかるよ!経済思想史』(小社刊)の著者、坪井賢一が三大思想の盛衰を軸に「経済学の歴史」をご案内する。